商品コード:1328-010[Club Français] C.シルルニク(vn) G.アルマン(vn)/ バッハ:Vn協奏曲1, 2番, 2Vn協奏曲
商品コード: 1328-010
商品詳細:バッハのVn協奏曲はもう聴き飽きたというシニアの方でも、もしこれをお持ちでないとしたら今一度目を留めていただきたい。一聴、それほどインパクトの強い演奏ではないが、ほのぼのと香るフレンチスタイルの典型がここにある。一見さらりとしていて品の良い演奏だが、祈りのようなものが内包されていて、長きに亘って繰り返し聴きたくなる演奏である。MUSIDISCでお持ちの方は、別物と考えた方が良い。人生最後期に似つかわしい演奏。モノラルのみ。シャルル・シルルニク(Charles Cyroulnik)は1923年パリ生まれ。パリ音楽院でジュール・ブシュリとマルセル・シャイリーと共に学び、1939年に一等賞を受賞。ユダヤ系だったため彼の兄弟エミールはアウシュヴィッツ強制収容所で殺害された。1945年以来、彼はフランスのジュネス・ミュージカルのパリ・コンサートにも定期的に出演。そこで出会った作曲家ジャン・バラケと親交を深め、バラケが1973年に亡くなるまで交流を持っていた。また、女性Vn奏者Nell Gotkovskyは彼の生徒だった。シルルニクは1962年39歳で、筋肉疾患の為引退した。従ってシルルニクの残された録音は非常に少ない。2003年3月10日パリにて、癌の為80歳で死去。これは彼が残した代表的な録音で他にモーツァルトの協奏曲集もある。Ducretet Thomsonのベートーヴェンの協奏曲、ERATOにドビュッシーの室内楽、VÉGAにチッコリーニとのクロイツェル・ソナタとモーツァルトのVnソナタ2曲など名演として人気の録音がひしめく。1950-60年代フランスを彩った重要なヴァイオリン奏者として彼の名前が忘れられることはあるまい。
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