商品コード:1328-006p[COLUMBIA] A.チッコリーニ(pf) / バッハ:インヴェンションとシンフォニア
商品コード: 1328-006p
商品詳細:ピアノで弾かれたインヴェンションの最高レベルとして紹介したい。この曲に関しては、他のバッハ弾きと言われる巨匠達の録音が無く、グールドが注目されているが、この練習曲をここまで美しい鑑賞曲に仕上げたのは、このチッコリーニが最初ではなかろうか。頭から順序だてて聴く必要のない曲で、どこを切ってもバッハの顔が出てくる金太郎飴のようなところがある曲だ。これだけ聴けるインヴェンションは多くない。チッコリーニ美学の結晶!!ステレオSAXF 978も存在するが高額。モノラルは実在感のある落ち着いた音質でやはり音質の基本ベースとなる性質がある。グレン・グールドの向こうを張れる数少ないピアノで弾かれた「インヴェンションとシンフォニア」。チッコリーニの演奏からは練習曲の気配は感じられない。アルド・チッコリーニ(1925 - 2015)はイタリア・ナポリ出身のピアニスト。5歳でピアノを始め、ナポリ音楽院のピアノ科と作曲科を卒業している。その名が広く知られるようになったのは、1949年にパリで行われたロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門で優勝を遂げてから。世界各地で演奏活動を行うようになり、ヴァイオリンのジャック・ティボーとデュオも結成、室内楽の分野でも活躍した。16歳のときサン・カルロ劇場にデビューた。1969年にフランスに帰化し、1970年から1983年までパリ国立高等音楽院のピアノ科の教授として多くの弟子を育て上げている。フランス近代音楽の解釈者ならびに擁護者として国際的に著名であり、サティ、ドビュッシーのピアノ曲全集を録音している。他に、アルカンやカスティヨン、マスネ、セヴラックらの秘曲も録音している。一方でリストの演奏でも名高い。パテ・マルコーニ社やEMIなどに100点以上の録音を残しており、中でもモーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が目立っている。最後の来日公演は2014年6月であった。2015年2月1日、フランスの自宅で89年の生涯を閉じた。幅広いレパートリーにも関わらず、どのLPも並外れた魅力を持つスーパーマン的名ピアニスト!
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