商品コード:1329-060[HMV] J.バルビローリ指揮 J.ベイカー(ms) / マーラー:交響曲5番, 5つのリュッケルトの歌
商品コード: 1329-060
商品詳細:1969年録音でカラー切手ニッパーレーベルがオリジナルの有名な録音。SCレーベル顔負けの高音質と大迫力で、英国ステレオの最初の白金・ホワイト/ゴールドとはまた別の凄さがある。HMV最高の傑作多作時代でもある。バルビローリのマーラーは、どれも名演として語り継がれているが、これとて例外ではない。ゆっくりしたテンポとドスの効いたオーケストラに、一度聴いたら忘れられない5番になるだろう。英国流の穏やかな起伏の中から浮かび上がるフォルテの凄み。市場にある大半の盤はモノクロ切手ニッパーである現実を考えるとカラー切手ニッパーレーベルは貴重。交響曲第 5 番は常にマーラーの最も人気のある作品の 一つであり、「交響曲は世界のようなものであり、すべてを包含しなければならない」というマーラーの信条を実現している。暗い色の葬送行進曲で始まり、勝利を祝う金管楽器の騒々しいフィナーレで終わる。人生の悲しみや喜びのすべてがオーケストラカラーで鮮やかに描かれてる。この演奏には、ほとんどの指揮者が見逃してしまう小さなニュアンスが詰まっている為、当時バルビローリがマーラー指揮者として過小評価されていたのは残念であったが、現在では正当な評価を与えられいる。冒頭の「Trauemarsch」は、まさに葬送行進曲らしいテンポであり、荘厳でありながら悲しみに満ちている。バルビローリはスケルツォのグロテスクさを避け、代わりにこの楽章を力強いカントリーダンスのように扱っている。第 4 楽章は、ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」で名声を博した、ハープと弦楽のための痛切なエレジーで、当然のことながら有名な「アダージェット」。バルビローリの「アダージェット」は無機質ではなく、深い感傷と優しさに満ちている。フィナーレは壮大な勝利の賛歌のように扱われ、そのスケールは壮大である。マーラー:交響曲5番では外せない名演といえる。
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