商品コード:1329-030[HMV] R.クーベリック指揮/ ヤナーチェク:タラス・ブーリバ, マルティヌー:聖フランチェスカのフレスコ画
商品コード: 1329-030
商品詳細:DECCAではケルテス当たりが中心となってハンガリー作品を多数録音していた。EMI系ではラファエル・クーベリックが中心となりチェコ作品の録音を行ったようである。これはそれらの中の1枚で、ヤナーチェク/マルティヌーのカップリング。ヤナーチェクの「タラス・ブーリバ」は1918年に作曲された管弦楽曲で狂詩曲とされている。ニコライ・ゴーゴリの小説『タラス・ブーリバ(隊長ブーリバ)』に基づく標題音楽であり、ヤナーチェクの最も表現力に富んだ作品に数えられる。録音は比較的多い。3つの楽章から成り、それぞれは小説の登場人物とその死を描いている。ヤナーチェク作品の中では親しみやすい管弦楽作品。クーベリックの安定感と信頼感のある演奏には本物を感じる。文句のつけどころない秀演で意外にもダイナミックで高音質。B面マルティヌー:「聖フランチェスカのフレスコ画」はマルティヌーが1955年の春、イタリアのペルージャPerugiaへ 足を延ばした際に、小さな町ボルゴ・サン・セポルクレ(Borgo San Sepolcre)を見つけた。 その片田舎の市庁舎に、何世紀もに渡って残っていた剥き出しのフレスコ画、ピエロ・デッラ・フランチェスカの(1420-1490)による 'キリスト復活'(1463)があった。この美しい作品に心を動かされ、アレッゾ(Arezzo)にある、 聖フランチェスコ教会の礼拝堂に描かれた、ピエロ・デッラ・フランチェルカの有名なフレスコ画「聖十字架連作」(1452-66)を見に行き、 これらを題材に作品が書けるかどうか験すために聖フランチェスカ教会で数日を過ごした。大編成のオーケストラのための3つの交響的楽章の組曲『聖フランチェスカのフレスコ画』を書こうと思いたったのだった。結果、3楽章の大作が完成し、1955年に発表した。録音は非常に少なく、当LPは大変貴重!「タラス・ブーリバ」より親しみやすい曲かもしれない。マルティヌーは1941年に渡米し、1953年に一度フランスに戻っている。1959年癌によりスイスで亡くなった。
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