商品コード:1329-017p[ODÉON] R.トゥルアール(pf) / モーツァルト:Pfソナタ11番, ショパン:幻想即興曲 他
商品コード: 1329-017p
商品詳細:レイモン・トゥルアール(1916– 2008)はイル・ド・フランスのエタンプ生まれ。アンドレ・ブロック、ジョゼフ・モーパン、ビクターストウブ、エミール・フォン・ザウアー、マルセル・デュプレ、ポール・デュカス、フィリップ・ゴベールに学び、1933年にピアノで一等賞を、1937年に監督で二等賞を受賞した。彼はイヴ・ナット、セルゲイ・ラフマニノフ、マヌエル・インファンテ、モーリス・ラヴェルとの音楽研究を完成させた。トゥルアールは1935年に最初のピアノ・リサイタルを行い、デビュー。フランスだけでなく、多くのヨーロッパ諸国と南北アメリカにツアーを行っている。彼のレパートリーは、バッハからデュティユーまで広かった。中でもショパンを得意とした。1969年から1985年までパリ国立高等音楽院で教師を務め、ミシェル・ダルベルト、ジャン・ガブリエル・フェラン 、エリック・フェレール 、マルク・アンリ・ラ・マンデなどを輩出した。ODEONにショパン、リスト、ベートーベンなどを少なくとも7枚のLPに録音している。独特な節回しを持つトゥルアール。非常にはっきりしたタッチで癖のある跳ねるような表現が魅力。いかにもフランスの古き良き時代のピアニストである。パリ音楽院とは異なる系譜を持つフレンチ・ピアニズム!A面にモーツァルト、B面にショパン作品4曲が入り珍しい1枚。トゥルアールのリストは所謂、技巧を全面に出した演奏ではない。勿論時代的にそれが普通であったわけで、リストの音楽的な部分をロマンチックに表現する手法としている。リスト、ショパンを得意とするピアニストでモーツァルトは興味深い録音。ゆっくりしたテンポとはっきりした打鍵で丁寧に弾いたK.331は悪くない。古いスタイルではあるが、きりりとした表情が良い。B面のショパンは得意とする曲で期待通りの仕上がり。そういう点で曲としては満足感を感じることが出来る。ショパンではかなり技巧的な側面を見せる。数あるトゥルアールの中では大変希少な1枚!番号から見て初期録音!
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