商品コード:1329-007p[ERATO] F.ヴェルナー指揮/ バッハ:ロ短調ミサ(全曲)
商品コード: 1329-007p
商品詳細:マタイ受難曲と同じ限定プレスの大きなシルクBOXが初出だが滅多にない。手書きスタンパーのフラットプレスが最初。密度の濃い再生音。立派で豪華な体裁だが、外観は伊達ではない。バッハの宗教曲といえば東のETERNAが本家だが、そのラミンはトーマス教会を使っての全曲録音は無い。時代的にもこのヴェルナーこそが王者足り得る内容を持つ。重層的に厚みのある合唱と、深い宗教性に裏付けらた、最高の傑作。モノラルのみ発売。四大宗教曲の最初に録音された為にこの曲だけステレオが存在しない。ロ短調ミサ曲の傑作であることに間違いはない。フリッツ・ヴェルナーが手掛けたバッハ:4大宗教作品の中で最初の録音となった。その為この曲だけがモノラル録音。1958年1月であった。同年10月にマタイ受難曲が録音され、そこからモノラル/ステレオ録音となる。当社では過去30年間で様々なバッハの4大宗教作品を取り扱ってきたが、筆者の独断と偏見を持っていえば、「ロ短調ミサ曲」において、これを超える録音は無いと断言できる。勿論オリジナルLPで比較しての前提である。廉価盤の日本盤で比較しても理解されないので注意。1958年という年はカール・リヒターを始め、バッハ:宗教作品が続々と録音され始めた年に当たる。中でもフリッツ・ヴェルナーはフランス・レーベルであるERATOに録音していた為か、日本では不当に扱われてきた歴史がある。録音したレーベルは二の次であるべきなのである。何処までもドイツ的であり、しかも洗練さを備えたフリッツ・ヴェルナーの音楽は当時の最高レベルにあったと言って間違いない。日本では同時代ミュンヘンで活動したカール・リヒターの評価が著しく高いが、それは日本だけの現象で、偏見に満ちた一部の評論家の説をマスコミが鵜呑みにしたに過ぎない。実際自身の耳で検証すれば、日本という国の音楽評価がいかに歪んでねじ曲げられたものであったか理解されるだろう。そこには金銭が絡んでくるからである。信じるは自身の耳のみ!これが徹則であることは未来永劫変わることはない!尚録音はアンドレ・シャルラン本人がチームとともに現地に出向き行った。
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