商品コード:1329-006p[LUMEN] A.ビュルクナー(cl) ベルリン・フィル八重奏団メンバー/ ブラームス:Cl五重奏曲
商品コード: 1329-006p
商品詳細:仏LUMENのみ発売。幻のOp.115。ベルリンpo.のメンバーとA.Burknerという、全てドイツ人達による演奏ながら、何故かドイツのレーベルからは出ていない。入荷の少ないスーパーレア盤。冒頭のスピードがやや速いが、長く聴いているうちに、自然に思えてくる。Clの名人芸とベルリンOct.メンバーのバックの渋みの中にもきらりと光る、SP期を思わせる揺らぎが溶け合って、ドイツ的な飾り気の無さに、ごく自然なアロマが加わる。こういった演奏こそ、一生付き合って悔いのないものだと信じる。クラリネット奏者、アルフレート・ビュルクナーは1925~1961年までにベルリン・フィルの首席クラリネット奏者だった事がわかっている。その後1971年まで二番奏者を務めた。1929年製のオスカール・エーラーという楽器を使っていた。これは木製のマウスピースらしい。オスカール・エーラー( 1858 - 1936)はドイツのクラリネット奏者で楽器製作者。ザクセン王国(現ザクセン州)アンナベルク出身。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の創設メンバーの一人である。1900年代に、ミューラー式クラリネットを踏襲したエーラー式クラリネットを発明したことで知られる。ドイツの格式ある楽団ではエーラー式クラリネットしか認めないといった慣習があるらしい。普及タイプのベーム型では入団試験すら受けられないという。ビュルクナーは古くから録音があり、米URANIA:URLP7012 にウェーバーの協奏曲と五重奏曲がある。他モーツァルトのクラリネット・トリオ、協奏交響曲 K.297b(1937年SP録音)、 セレナーデ第10番 K361 、ベートーヴェンの七重奏曲、シューベルトの八重奏曲などの録音が残されている。この録音は1954-5年頃なので比較的晩年録音になる。SP時代の奏者らしく、ルバートなど巧みにかけて早いテンポながら味わい深い演奏となっている。知る人ぞ知るという存在のアルフレート・ビュルクナーに是非注目いただきたい。バックのベルリン・フィル八重奏団メンバーはA.マレチェク/K.ホーファ/H.ベトマン/W.ポッサガの4人である。
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