商品コード:1330-037[PHILIPS] W.サヴァリッシュ指揮/ ワーグナー:タンホイザー(全曲)--「1962年バイロイト音楽祭ライブ録音」
商品コード: 1330-037
商品詳細:クナッパーツブッシュの「パルジファル」と同年の1962年バイロイト音楽祭でのライブ録音。発売はこちらが先だった為、ステレオ(オランダ盤)にはHi-Fi STEREOレーベルが存在する。「パルジファル」にはHi-Fi STEREOレーベル(オランダ盤)は存在しない。人気という点では「パルジファル」のほうが強いが、こちらも名演と言ってよい仕上がり。物音等も入るがかえってリアルな雰囲気。ワグネリアンにとって総本山とも言うべきバイロイト。多くの指揮者にとって、この音楽祭に出演する事は一つのステータスだろう。1962年という早い時期に出演しているのは指揮者として認められていたと言える。サバリッシュを二流の指揮者と思っている方にこそ聴いて欲しい。なお、この年の「パルジファル」はクナが担当、その835 220-4 AY(高額)と大差はない素晴らしい音!サヴァリッシュは前年の1961年8月3日に同じ場所で行われたバイロイト祝祭劇場でも「タンホイザー」を振っている。メンバーは1962年のPHILIPS盤とは大きく異なり、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス、テオ・アダム等の大物歌手が集まったのだが、LPは未発売。その1961年の「タンホイザー」はバイロイト祝祭劇場の支配人であり、ワーグナーの孫であるヴィーラント・ワーグナーが初めて手掛けた「タンホイザー」であった。1962年では、39歳の若きサヴァリッシュも一度は成功を収めた曲だけに余裕を以って望んでいる。やや速めのテンポで生き生きとした音楽が展開する。テノールのヴィントガッセンは前年に引き続き出演、雄弁で力強い声による歌唱がはまり役となっている。拍手こそカットされているが、ライブ感漂う録音でバイロイト祝祭劇場の空気感が感じられる。サヴァリッシュのバイロイト公演には他に「さまよえるオランダ人」(1961年)、「ローエングリン」(1962年)等もあり、バイロイト音楽祭の常連指揮者としての貫禄さえ感じられる演奏!
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