商品コード:1330-003p[Chant du Monde] L.コーガン(vn)/ ベートーヴェン:Vnソナタ7番
商品コード: 1330-003p
商品詳細:コーガンのベートーヴェン:Vnソナタ録音は想像より少なく、MELODIYAにG.ギンズブルグ(pf)と1/3番。Le Chant du Mondeにミトニックとの7番の3曲が全てと思われる。旧ソ連のヴァイオリン奏者ではオイストラフがオボーリンと全曲録音(5/9番の旧録音あり)があり、それは世界的に有名で多くのプレスが存在する録音なので、コーガンは敢えて避けたのかもしれない。MELODIYAに入れた1/3番はLe Chant du Mondeからも出ているが、7番はMELODIYAで未発売であることからミトニックとの7番はLe Chant du Mondeによるフランス録音とみて間違いないだろう。オイストラフ/オボーリンも録音はパリでLe Chant du Mondeが行ったが1962年で、コーガンの7番は1950年代である。なおコーガンはギレリス(Pf)との3・5・9番の3曲をライブ録音しているがLPは未発売である。また1952年ギンズブルグ(Pf)と9番「クロイツェル」、1975年サミュエル・アルミアン(P)との10番のライブ録音があり、やはりLPは未発売。ライブでは色々と演奏しているようだが、1970年以前に正式なスタジオ録音はとにかく1・3・7番の3曲だけであることは間違いない。但し1978年に娘のニーナ・コーガン(Pf)と1・6・10番を録音している(本領発揮とは言えない)。コーガンのヴァイオリンは、緊張感の高い辛口で引き締まった表情で終始展開する。一刀両断の構えではあるが同時に美しい音色であり、オイストラフとの大きな違いを見せる。フランス録音の7番は殆ど知られておらず、美演奏とはいかなるものかの見本のような演奏である。コーガンのファンにはお宝級のLPであることは間違いない。恐らくLe Chant du Monde以外には未発売の10"ではないかと思われる。その後フランスでは12"化もされていない。米国MONOTERからモーツァルト:VnソナタK.376とのカップリングで12"が発売されたが、音質を考えると手出しは無用だろう。7番というマイナー作品だがこの録音を超える演奏は多くないだろう。
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