商品コード:1331-062[DECCA] A.ハチャトゥリアン指揮/ ハチャトゥリアン:交響曲2番
商品コード: 1331-062
商品詳細:アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978)は旧ソビエト連邦の作曲家、指揮者。アルメニア人であり姓は、ハチャトゥリャーン、ハチャトゥリャンなどとも表記される。ソ連人民芸術家。プロコフィエフ、ショスタコーヴィチと共にソ連を代表する作曲家である。欧米での人気は日本では考えられないほど高い。アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアなどコーカサス地方の民族的な伝統を大切にし、独自の価値観とエネルギーに満ちた作風であり、異色の光彩を放っている。オリジナリティ溢れる印象的な曲の数々を作曲した。この個性的な作風が人気の要因である。 アルメニアで発行されている50ドラム紙幣に肖像が使用されている。1963年に初来日し京都市交響楽団、結成直後の読売日本交響楽団と共演している。交響曲は3曲あり、当2番はハチャトゥリアンが1943年に作曲した交響曲である。その後何度か改訂されている。「鐘」という愛称はソ連の音楽学者ゲオルギー・フーボフ(Георгий Хубов)が付けたものである。当作品により1946年にスターリン賞第1席を受賞している。初演は1943年12月30日、モスクワ音楽院大ホールにてボリス・ハイキン指揮ソヴィエト国立交響楽団により行われた。改訂版の初演は1944年3月6日、アレクサンドル・ガウク指揮ソヴィエト国立交響楽団によりモスクワで行われた。レニングラード初演はガウクにより1945年4月14日、アメリカではニューヨークでレナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニックにより1945年4月13日に初演されている。第二次世界大戦を背景として書かれた曲。同時期の作品、ショスタコーヴィチの交響曲第7番・交響曲第8番や、プロコフィエフの交響曲第5番などとともに、戦争交響曲と位置付けられている。ハチャトゥリアン自身の指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団による演奏が、1962年3月にデッカによりセッション録音されている(当録音)。また、ソヴィエト国立交響楽団を指揮した1977年2月15日のライヴ録音がメロディアから発売されている。ハチャトゥリアンらしいスペクタクルな印象を持ち、愛称である「鐘」の音が効果的に使用される。金管楽器が上手く取り入れられらたエネルギッシュな曲である。パーカッションのオスティナートに支えられた葬送行進曲を思わせる第3楽章~金管の力強いファンファーレで始まり、少しずつ力を増しながら、最後は鐘の音に彩られながら曲を閉じる第4楽章と壮大な構想の交響曲である。これは自作自演録音で、ウィーン・フィルがソヴィエトの指揮者で録音した初のレコードとなった。2002年発行のロシアの硬貨100ルーブルにはハチャトゥリアンがデザインされている。この曲の最初の録音は、ハチャトゥリアン自身の指揮によるソビエト国立管弦楽団による1950年頃のモノラル録音がMELODIYAに存在する。西側では米コロセウムで発売された。その後、'50年代の後半にはストコフスキー/シンフォニー・オブ・ジ・エアの録音が米ユナイテッド・アーチスツから発売されている。1962年のDECCAへの自演録音から「鐘」という副題が付けられている。その後はハチャトゥリアンの自演が強力すぎて、ほかの指揮者による録音は殆ど行われていないのが実状である。
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