商品コード:1331-054[VSM] G.プリュデルマシェ(pf) G.ジャリ(vn) M.トゥルニュ(vc) / ラヴェル:Pfトリオ, VnとVcのためのソナタ(デュオ)
商品コード: 1331-054
商品詳細:ラヴェルは生涯に8曲の室内楽作品を残しており、様々な楽器が混在するため、纏まって録音されることは少ない。8曲とは『ヴァイオリン・ソナタ(遺作)』、『弦楽四重奏曲』、『序奏とアレグロ』、『ピアノ三重奏曲』、『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』、『ガブリエル・フォーレの名による子守歌』、『ツィガーヌ』、『ヴァイオリン・ソナタ』である。また曲数が少ない為、LPの全集箱で発売される機会はほとんどなかった。フランスEMIのPathé Marconiでは1970年の生誕95年目で重い腰を上げて、これら8曲(1897年作ヴァイオリン・ソナタ 遺作は1975年に発見)~5曲を1973年まで掛かって当時在籍していたパルナンQt./メロスEns./G.ジャリ(vn)M.トゥルニュ(vc)G.プリュデルマシェ(pf)らで録音し発売に至った。5年後は生誕100周年を控えており、他国に先んじられることはプライドが許さなかったのだろう。遅きに至ったが、少しでも早い方が良い。まだ音の良いカラー切手ニッパーレーベルにLP2枚分を残すことができた。これはその内の2曲「Pfトリオ イ短調」と「VnとVcのためのソナタ」を収めた1枚。ヴァイオリンにはフランス弦楽トリオのジェラール・ジャリ、ピアノはジョルジュ・プリュデルマシェが起用され中心となった。1970年時点としては最良の人選だろう。オーケストラの魔術師として室内楽作品が注目されることは少ないが、弦楽四重奏曲は20世紀を代表するカルテットの作品の一つであり、器楽奏者にとっては見逃せない作品群である。ここで録音されなかったらと考えると、Pathé Marconiの決断を評価したい。ラヴェルの室内楽の重要な2曲の名演である!
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