商品コード:1331-040[VSM] パルナンQt. P.バルビゼ(pf) / シューマン:弦楽四重奏曲3番, Pf四重奏曲
商品コード: 1331-040
商品詳細:1968年録音なので、弦楽四重奏曲3番+ Pf四重奏曲にはCOLUMBIAレーベルは存在しない。La Voix De Son Maîtreに統一された後に発売された。シューマンの陰りの中に潜む芸術を、彼らなりに浮き彫りにしようとしている。時に劇的に、時に暗く沈み、高いテンションを保ちつつも、シューマンを身近に感じることができる。そのあたりが一流の団体たる所だろう。フランスらしい甘みのある爽やかな音質。弦楽四重奏曲3番はCVB 2149でシューマンのPf四重奏曲Op.47とカップリングされ発売された。この録音時、ヴイオラのみ3代目のドゥネス・マルトンに変わっている。初代はセルジュ・コローであっが1961年頃ミシェル・ヴァールに交代、更に数年後ドゥネス・マルトンに交代。最終的にジャラール・コーセに交代した。第2Vnもジャック・ゲステムに交代した。リーダーとチェロの2人は変わっていないと思われる。パルナンQt.は日本でも人気が高く、特にPACIFICに録音したラヴェル/ドビュッシーの初回モノラル録音は圧巻の名演であり、これを超える演奏にはもう出会えないとすら感じた録音であったが、流石のパルナンQt.も1960年代に入ると、録音環境の変化か、メンバー交代の影響か近代的で精緻なスタイルのアンサンブルを展開する。幽玄の世界はPACIFICゆえの魔法だったのか?それでもフランス的なソノリティを持った団体である。シューマンの3曲をかなり美しく洒落た印象さえ与ええていることに気が付くのである。このあたりのパリで発足した団体としての気概を感じるのである。
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