商品コード:1331-001[MERCURY] A.シュナイダー(vn) / バッハ:無伴奏Vnパルティータ1番~2曲 他
商品コード: 1331-001
商品詳細:ヴァイオリニスト、アレクサンダー・シュナイダー(1908-93)は、リトアニアのヴィルナの生まれ。15歳まで独学でヴァイオリンを弾き、その後ヤッシャ・ハイフェッツを教えていたアウアーの弟子イリヤ・マルキンに師事。1924年、彼はフランクフルトの兄ミッシャ(1904-85)を頼って、ホッホ音楽院でアドルフ・レブナーに師事。フランクフルト・ムゼウム管弦楽団に入団後はアシスタント・コンサートマスターを経て、コンサートマスターに就任。その後、ザールブリュッケンでコンサートマスターのポストに就き、1929年からはオーケストラが忙しいとき以外、ハンブルクの北ドイツ放送で自身の弦楽四重奏団を率いた。1930年以来、兄のミッシャはブダペスト弦楽四重奏団のチェロ奏者となり、1932年には第2ヴァイオリンだったヨーゼフ・ロイスマン(1900-74)がリーダーに昇格し、シュナイダーは第2ヴァイオリンとして参加。ブダペスト弦楽四重奏団には1932年 - 1944年と、1955年 - 1967年の二度在籍した。1938年に本拠地をニューヨークに移し、1944年、シュナイダーは自由な演奏活動のため四重奏団を去り、ダンバートン・オークス室内管弦楽団を指揮し、チェンバロ奏者のラルフ・カークパトリックとデュオを組む。また1951年には自身がリーダーを務めるシュナイダーQt.を結成し、主にハイドンの弦楽四重奏曲の全曲録音を目指した。米国ハイドン協会からの依頼だったらしい。しかし1955年ブダペストQt.のゴロデツキーが急死したことでブダペストQt.を優先しなければならず、ハイドンの全曲録音は未完成に終わり、シュナイダーQt.は自然消滅した。またミェチスワフ・ホルショフスキと共に1950年にプラド音楽祭の発起人を務めたことでも知られる。バッハの無伴奏Vnソナタとパルティータの全曲録音は、アレクサンダー・シュナイダーが米国での最初の全曲録音を行ったヴァイオリン奏者となった。1950年はJ.S.バッハ(1685-1750)の没後200年にあたり、その記念に初の無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全6曲がアレクサンダー・シュナイダーに託された。記念年に間に合わせる為1949年に録音を行っている。
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