商品コード:1332-064p[BELVEDERE] J.ダコスタ(pf) / ウェーバー:Pfソナタ1~4番
商品コード: 1332-064p
商品詳細:ウェーバーはオペラや管弦楽で有名だが、このPfソナタは存在すら知られていない?有名な「舞踏への勧誘」に代表されるような、優美で楽しい曲が多い。ベルリオーズが管弦楽に編曲して有名になったが、それも元はPfソロだった。ソナタとつく曲は4曲で、LP2枚で収めている。女性ピアニストによる演奏で、ドイツ的堅苦しさは微塵もなく、ウィーンの情緒が漂う素敵なLPだ。立派な蓋付き見開ジャケに入ったバラ2枚で完結。ウェーバーのピアノ曲と言えばベルリオーズが管弦楽編曲した「舞踏へのお誘い」が上げられるが、残念ながらソナタ集には含まれない。しかし1番を筆頭に優雅で美しい曲揃いであり、知られていなのが惜しいほどである。ウェーバーのピアノ曲は色彩感豊かでそのまま管弦楽になりそうなシンフォニックな特徴を持つ。ピアノのジャニーヌ・ダコスタ(1923 -2021)は1957年にはフランス・Lumenに10":ブラームス:ヘンデル変奏曲を入れていた。フランス・ボルドー・ミデルブルフの生まれの女性ピアニストである。オランダ人フランソワ・ウィレム・アドリアンセと結婚しており、オランダに住んでいた。ダコスタは1946年の第2回ロン=ティボー国際コンクールで第2位、1951 年の第4回ロン=ティボー国際コンクールでは優勝している。それ以来、ダコスタはフランス国内でラジオ、テレビに大いに活躍した。彼女は、シャルル・ミュンシュ、フェレンツ・フリスカイ、ウィレム・ファン・オッテルロー、ラファエル・クーベリック、エドゥアルド・ファン・ベイヌム、オイゲン・ヨッフム、コリン・デイヴィス、エド・デ・ワールト、アントン・ケルジェス、デヴィッド・ジンマンなどの著名な指揮者と共演している。室内楽の分野でも活躍。数年間、彼女はヴァイオリニストの テオ・オロフとデュオを結成した。1961 年にダコスタはオランダに定住し、コンサート ピアニストとしてのキャリアとハーグ王立音楽院で教職を執る。ダコスタは、リーン・デ・ブルケルトとピアノ連弾デュオを結成し、フランツ・シューベルトのピアノ連弾作品をゼフィーレコーズ・レーベルに録音した。ウェーバーのピアノ・ソナタは全4曲で録音は少なく、当盤がこれまで聴いた中で決定盤と即答できる程内容が良い録音であることは間違いない。
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