作品名：ドビュッシー:管弦楽作品全集-2/牧神の午後への前奏曲, 管弦楽のための「映像」(全3曲)～第1曲 ジーグ, ～第3曲 春のロンド | 管弦楽のための「映像」(全3曲)～第2曲 イベリア(全3曲)--1.街の道と田舎の道(Par les rues et par les chemins)--2.夜の薫り(Les parfums de la nuit)--3.祭りの日の朝(Le matin d'un jour de fête)

レーベルタイプ：【フランスでの再版/連番5枚シリーズの初出】---灰白赤輪音叉段付, 3時にMicrosillon incassable Longue Durée 33T. 1/3, 6時にMade in France(ラウンド白文字), グルーヴガード厚手, Price Code:série Artistique, Rights Society:BIEM, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:XLX 926 21B/LDG 1267 21 (ストレート小文字スタンパー・Ducretet Thomson/Pathéタイプ), EMIグループ・フランス録音モノラル製造を示すXLX ***/Ducretet Thomson音源を示すLDG***で始まりレコード番号を含まない番号の専用スタンパーを用いる, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M6 216341/M6 215475, 再補助マトリクス:なし・パテキュラーはない, ストレートタイプ2種並存のPathéプレス, 1960年代のスタンパーによる1962年頃の製造分, 旧シリーズに石像金輪レーベル存在する, 連番5枚シリーズでは最古レーベル・最厚プレスである, 新シリーズは全てPathéプレス, 当番号に更に古いマトリクス存在しないと思われる, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである(旧シリーズはそうではない), Ducretet Thomson音源のDucretet Thomson製作Pathéプレス, フランスでの再版/連番5枚シリーズの初出, original for this number

ジャケット：【フランスでの再版/連番5枚シリーズの初出】--新シリーズ共通デザイン両面紙ペラ, 6時方向にVOLUME 2, 表記されたジャケット番号:320 C 152, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴の最古裏年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが新シリーズでは当ジャケットである), 製作:Compagnie Française Thomson-Houston, 印刷:S.I.A.T.(Société Imprimerie Art et Techniques S.A.) Paris , 旧シリーズに上開厚紙ジャケット存在するが新シリーズではこれが最古, 新シリーズでこれより古いジャケット存在せず, フランスでの再版/連番5枚シリーズの初出, original for this number

トピックス：牧神の午後への前奏曲:1953年4月7・9日パリ、シャンゼリゼ劇場, 映像～イベリア:1954年1月11・18日パリ・アポロ劇場, 映像～ジーグ/春のロンド:1957年3月8・14・15・23日パリ・サル・ドゥ・ラ・ミュチュアリテでのモノラル録音, 牧神の午後への前奏曲/映像～ジーグ/春のロンドの3曲は1957年頃仏COLUMBIA:FCX 216(紺/銀音符内溝レーベル・フラット盤・ツヤペラジャケット入り)にて初リリース, 映像～イベリアは1954年Ducretet Thomson:320C 016(石像金輪レーベル・フラット盤)にて初リリース, 1962年全音源がパテ社に一元化され連番バラ5枚シリーズの320C 151-5(当レーベル・色違い新シリーズ共通デザイン両面紙ペラジャケット入り)にて発売された, これは新シリーズVol.2で1962年初年度リリース分初出, RIAAカーヴ化された最初の盤で十分良い音質, モノラル・オーディオファイルプレスである, オケ表記はこのシリーズから正式名称のフランス国立放送o.になった, 演奏:★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細：パテ傘下となった1962年頃、デュクレテではアンゲルブレシュトのドビュッシー:管弦楽作品の全録音を色違い統一ジャケットでシリーズ化し、バラ5枚の320C 151-5で発売した。それまではDucretet Thomsonと仏COLUMBIAに分かれていた音源を統一し、カップリング変更を行い全ての録音をDucretet Thomsonプレスとしてこの5枚で漏れがないようになっている(聖セバスチャンの殉教等の宗教声楽作品を除く)。例をあげると「牧神の午後への前奏曲」と「映像」の第1曲「ジーグ」と第3曲「春のロンド」は仏COLUMBIA:FCX 216で発売された。「映像」の第2曲「イベリア」(全3曲)のみ1954年に録音され、同年録音の「海」とカップリングで先行発売Ducretet Thomson:320C 016で発売されていた。同じ曲ながら部分的に別レーベルの発売になっていた。このような消費者目線ではなかった発売を一元化して、とにかく連番のLPを5枚集めれば全録音が揃うように配慮したシリーズがバラ5枚の320C 151-5である。Ducretet Thomsonが仏COLUMBIAと同じパテ・グループになった恩恵である。パテとしてもアンゲルブレシュトの代表作であり、傑作の1つでもあるドビュッシーの企画はやりたかった企画に違いない。一部は1955年のフランス・グランプリディスク賞受賞しているほどの録音であった。但し多くが再版となる(一部初出)のでオリジナル主義の方には向かない。当社では5枚一度にバラセットで出したことは15年以上前に1度あったが、高額になってしまう事と、品物が無く2度と出来そうにないのでぼつぼつ集めていただくしかない。当320C 152はそのシリーズのVol.2で牧神の午後への前奏曲,管弦楽のための「映像」(全3曲)という構成である。2つのレーベルに分かれていた「映像」が全3曲同じLPで聴けるようになってた点が評価される。オリジナルの恐いほど迫りくる大迫力はやや減少したが、RIAAカーヴ化により聴きやすくなっている。勿論音には猛烈な勢いが残っており、その点は心配いらない。イコライザー・カーヴ調整が出来ない大多数の方には此方がお勧めである。考える必要なく320C 151-5の5枚で全てが揃うので簡単、安心である。このLPも迫りくる音の嵐は相当のものがある。十分初期盤の音を愉しんでいただけるプレス!必ず満足していただけるシリーズである。自信を持ってお勧め!オケ表記はこのシリーズから権利の問題が無くなり、正式名称のフランス国立放送o.になった。

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