商品コード:1332-024p[DECCA] E.アンセルメ指揮/ ドビュッシー:遊戯, スティリー風タランテッラ(舞曲), デュカス:ラ・ペリ
商品コード: 1332-024p
商品詳細:1950年代にステレオで初リリースされたSXL番号でも特にドビュッシーを含むフランス作品は人気が高く高額である。これは中でも舞踊詩と呼ばれる作品を収録したLPでプレスが少なく特に希少な1枚である。ドビュッシー:舞踊詩「遊戯」は1912年作のバレエ音楽ならびに最後の管弦楽曲。セルゲイ・ディアギレフが主宰するバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために舞踊の伴奏音楽として作曲された。1913年5月15日、完成間もないパリのシャンゼリゼ劇場において、ピエール・モントゥーの指揮、ニジンスキーの台本と振付け、レオン・バクストの美術・衣装によって初演が行われた。主役の3人の男女はニジンスキー、カルサヴィナ、ショーラーが演じた。初演の評価は芳しくなかったようだが、今となってはドビュッシーの重要な管弦楽曲となっている。2曲目の「スティリー風タランテッラ(舞曲)」は元々ドビュッシーのピアノ独奏曲であったがドビュッシーの死後にラヴェルがこの作品を管弦楽用に編曲している。現在ではこのラヴェルによるオーケストラ編版が主流となっている。ドビュッシーの作品の素晴らしさとしてリズムの多様さも相まって管弦楽曲として大変魅力的な曲となっている。「オーケストレーションの魔術師」の異名を持つラヴェルの腕が光る編曲。B面の「ラ・ペリ」はポール・デュカスが1912年に完成させたバレエ音楽。妖精のペリについてのペルシャ神話(アレクサンドロス・ロマンス)を基に、人間の不老不死への執着が主題とされている。舞踊詩「ラ・ペリ」とされる曲。「魔法使いの弟子」ほどの名声はないが、デュカスの最も脂の乗り切った、円熟した傑作であるということは広く認められている。B面一杯使いファンファーレで始まる元気の良い曲。この「前奏用ファンファーレ 」は後に追加作曲された部分で、バレエ音楽としてだけでなく、演奏会用の楽曲としても、いちだんと体裁を整えた。「前奏用ファンファーレ 」はホテルやデパートなどの開館式、高速道路の開通式など、各種式典において単独で演奏されることが多いようである。アンセルメはこの舞踊詩というジャンルに着目してこのLPの録音に臨んだと思われる。音質も素晴らしく、今となっては入手困難なステレオ・オーディオファイルプレスである!
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