商品コード:1332-004[Ducretet Thomson] L.ロドリゲス・デ・アラゴン(s)/ グラナドス:昔風のスペイン歌曲集「トナディーリャス」(全10曲)
商品コード: 1332-004
商品詳細:グラナドス:昔風のスペイン歌曲集という全10曲または12曲からなる「トナディーリャス」という作品。全てスペイン語で通常ソプラノ歌手によりピアノ伴奏で歌われる。ペリケの詞に曲を付けた歌曲集で1912年に完成された。グラナドスの最高傑作とされる。「トナディーリャス」とは、「スペイン風の粋な小唄」というような意味合いで、そこにはマホ(伊達男)やマハ(粋な女)たちの姿が生き生きと描かれる愛の世俗歌曲である。イサーク・アルベニスはグラナドスについて---「グラナドスはカタルーニャ人にも関わらず、他の誰もが真似することができないほどに、アンダルシアの陰の魅力を表現した。」--と語っている。オケの曲集はしばしば録音されているが、国際的なソプラノ歌手の歌では到底納得出来ないローカル色の強い作品であり、昔のスペイン人歌手でなければ聴いても意味がないと言えるほどである。この10"ではスペイン人ソプラノ歌手ローラ・ロドリゲス・デ・アラゴン(1910-1984)が主役を務め、ベルガンサの夫でピアニストのフェリックス・ラヴィラ(1928- 2013)がピアノ伴奏を務めた1950年代Ducretet Thomson盤である。スペインではフェリックス・ラヴィーシャがほんとの発音らしいが、ラヴィラで統一している。ロドリゲス・アラゴンはスペイン・ログローニョ生まれのソプラノ歌手。幼い頃からパリでエリーザベト・シューマンに師事し、作曲家ホアキン・トゥリナと一緒に演奏を始めた。オペラ歌手として、彼は 1945 年にリスボンのサン・カルロス国立劇場で「ファリャの短い生涯」やモーツァルトの「フィガロの結婚」などの作品に出演し始めた。成功に勇気づけられた彼女は、マドリードでいわゆるオフィシャル・オペラ・シーズンを組織した。彼女はスペインにおけるモーツァルトの音楽の偉大な推進者であり、彼女の最大の使命である教育を行っていた。1980年に引退した。エルナ・ベルガーをスペイン風にしたような芸風を持ち、これ以上はないような強烈なスペイン風味を持っている。一度でもこの声でスペイン歌曲を聴いてしまうと、他が全部フェイクに聴こえてしまうほどの強いインパクトがある。スペインが生んだ宝といって誤りではないだろう。歌曲集「トナディーリャス」の絶対的録音であり、これ以外はあり得ない。
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