商品コード:1333-026p[COLUMBIA] O.クレンペラー指揮/ R.シュトラウス:ドン・ファン, ティル・オイレンシュピーゲル, サロメの舞「7つのヴェールの踊り」
商品コード: 1333-026p
商品詳細:1960年の英国録音。モノラル/ステレオどちらも入荷は極めて少ない。クレンペラーは1960年と翌1961年にLPで2枚分のリヒャルト・シュトラウス作品を録音している。これは最初の1960年録音分を収録した最初の1枚で「サロメの踊り」、「ティル・オイレンシュピーゲル」、「ドン・ファン」の3曲の管弦楽作品が収録されている。1961年分は「死と変容」、「メタモルフォーゼン」とワーグナー:「ジークフリート牧歌」の3曲で1枚としている。「ツァラトストラ」や「英雄の生涯」は録音していない。クレンペラーにとってリヒャルト・シュトラウスはそこまで興味をそそる作品ではなかったようである。クレンペラーは1933年にドイツを追われ、アメリカに脱出すると、R.シュトラウスの音楽をボイコットする運動を始める。ナチスに親和的であったリヒャルト・シュトラウスに対する政治的な理由だったようである。しかしレパートリーの不足に窮すると、簡単にリヒャルト・シュトラウス作品を取り入れていったらしい。クレンペラー以前にフィルハーモニー管弦楽団を牛耳っていたカラヤンは大のリヒャルト・シュトラウスファンであったことからそのアンチだったのかもしれない。逆にワーグナー、マーラー、ブルックナーなどのドイツ音楽を得意としていた。しかしやるとなれば本気で完全燃焼するのがクレンペラーである。たった2枚に5曲だけのリヒャルト・シュトラウス作品だが、どれも名演と言わしめる演奏である。贅肉のない筋肉質の音でベートーヴェン交響曲全集とは明らかにスタイルが異なる。激しい燃焼とスマートでありながら分厚いオケの響きは正にクレンペラー・ワールドである。カラヤンとは正反対の豪快、野性的な演奏が展開する。これ以上が望めないほどダイナミック。とにかく快い。どの国も真似の出来なかった格調高い音質。大型スピーカーで大音量で鳴らしてみたいと思わせる。あらゆる点で満たされた高音質録音。クレンペラーの雄大な表現力がぴったりと様になる曲である。英COLUMBIA:SAX 2367は希少で高額。当録音はイコライジングの必要なく、安価なステレオ針で簡単に素晴らしい再生音が得られる!SAXF 100番代は更なる高音質で圧倒的ステレオ・オーデイオファイル!
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