商品コード:1333-019p[Ducretet Thomson] L.ラスキーヌ(hp) R.ブルダン(fl) H.シェルヘン 他/ モーツァルト:Fl・Hp協奏曲, アイネ・クライネ, アダージョとフーガ
商品コード: 1333-019p
商品詳細:'50年代、H.シェルヘンのシャンゼリゼ劇場でのフランス録音。B面(アイネ・クライネ/アダージョとフーガ)は同じオケだが、ゴールドシュミットが振る。ラスキーヌの最初のフルート・ハープ協K.299でもある。フルートはランパルではなくブルダン、パリ音楽院の年次で言えばランパルの先輩にあたる人物である。 時代ゆえ'70年代のようにソロが全面的に前に出る録音ではないが、それでも2人のソリストの技巧は冴え、テンポを落とした第2楽章の掛け合いは天国的な雰囲気が漂う。ラスキーヌは複数回の録音があるがこれが初回録音と思われる。フルートのロジェ・ブールダン(1900-1973)はフランス・フルート界の重鎮的な存在である。1935年よりヴェルサイユ音楽院でジャック・ジャランダとフェルナン・カラテジェにフルートを学び、その後、パリ音楽院のマルセル・モイーズのクラスで1940年まで薫陶を受けた。1939年のパリ国立アカデミーのフルート部門で1位を獲得したベテラン。音楽院在学中の1938年からフランス国立放送のソリストとして演奏活動を始め、翌年にはコンセール・ラムルーの首席奏者となった。1943年にはヴェルサイユ音楽院のフルート科教授に任命され、亡くなるまで勤め上げた。1945年にはポル・ミュール、ジャン=ピエール・ランパル、ウジェーヌ・マッソンと4人でフルート四重奏団を立ち上げたが、後にメンバーはロベール・エリッシェ、ジャック・ロワイエ、レオン・ガム等に変わった。1967年にはアニー・シャランとコレット・ルキアンとでヴェルサイユ三重奏団を結成した。1971年にはマルリー・レ・ロワ音楽院の院長も務めた。1940年代から大物指揮者と多数共演を行い、歌劇などの録音でもフルート奏者として多くの録音に参加している。この録音はフルートとハープの二人はフランスの大物ソリストである。更にDucretet Thomsonの録音という点で既にお宝級アイテムとして目立つ存在となっている。実際演奏も古き良き時代そのままの正にフレンチスタイルを絵に描いたような演奏できっと満足いただけると信じる。
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