商品コード:1333-015[Valprivas] フランス弦楽トリオ 他/ モーツァルト:室内楽作品・編曲集/弦楽三重奏曲「アダージョとメヌエット」 他
商品コード: 1333-015
商品詳細:これはCentre Culturel De Valprivasレーベルのオリジナル録音。モーツァルトファンにとっては珍品中の珍品。フランス弦楽トリオによる弦楽三重奏を基本に演奏される。弦楽四重奏曲作品では第2Vnとして Y.カラシリ(vn)、第2VaとしてB.パスキエ(va)、第2VcとしてF.ティリオン(vc)が曲により参加している。B面の2つの自動オルガンのための「幻想曲」は弦楽5重奏版に編曲されたものが用いられる。曲も珍しいが演奏がDFで活躍したあのジャリ率いるフランス・トリオとあって演奏は折り紙付きである。曲を見ていくと、K.266はこの録音しかなさそうな単一楽章の弦楽トリオ。Pf/Orgのためのフーガ ト短調K.401は元々ピアノまたはオルガンで演奏される断片曲の短いフーガ。この曲も弦楽三重奏版で演奏される。Orgのための3声のフーガ ト長調 K. 443も当然各声部を弦楽器に置き換えた編曲版である。K. 443はLP時代唯一の録音であると思われる。モーツァルトの珍曲集・編曲集の一つだが弦楽三重奏/弦楽四重奏/弦楽5重奏編曲作品集でもある。録音は、技師モーリス・プレシュール(Maurice Prêcheur)によって行われ、プロデューサーはアンドレ・シャルランの盟友であるカール・ド・ニが務めた。シャルランの関わりを感じさせる優秀録音。プレシュールに関する情報はないがシャルラン・スクールの一人ではないかと思われる。レーベルのCentre Culturel De Valprivasはフランス中南部のオートロワール県にあるコミューン、ヴァルプリヴァに本拠を構えるマイナーレーベル。その地に14世紀に建てられたヴァルプリヴァ城及び修道院にヴァルプリバス文化センターを創設した。創設メンバーはピアニストであるエレーヌ・サロメとアンドレ・シャルランの盟友であるカール・ド・ニである。非常に大規模な修復作業を必要とした建物の修復に取り組み、カール・ド・ニはここの修道院長となった。 2人は1901年の法律に基づく協会の形で文化センターと音楽学校を設立した。大ホールでは演奏会や録音が行われ、Centre Culturel De Valprivasのスタジオとしても機能している。協会は2010年に解散した。Centre Culturel De Valprivasは1972年頃からLPをリリースしており、録音の良さと、企画の良さから人気のレーベルとなっている。カール・ド・ニが大半のプロデュースを行い、プレスはPathé、または別のプレス会社に委託していた。CCV 1013は1978年に当地で録音され発売された。
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