商品コード:1333-005[BAM] A.ディアス(gt) / ギター・レシタル-2/R.d.ヴィセー, バッハ, パーセル 他
商品コード: 1333-005
商品詳細:Gt奏者、アリリオ・ディアスは1923年ベネズエラ生まれ。1950年に地元のラジオ局で開かれた初のリサイタルは、バッハ没後200周年記念行事だった。特にバッハを得手とし、スペインでラ・マーサ(アランフェス協の初演者)に師事。3年後には、セゴビアの助手として活動。ロドリーゴはディアスに、新曲を与えている。アップテンポで軽快に飛ばすバッハには、かなりの技巧が必要。それでいて時折、歌う所があり個性的。ディアスはセゴビアとラ・マーサに学び、その両者から素晴らしい技術と美的感覚を継承している。特にセゴビアが編曲した曲を好んで取り上げた。ディアスはヨーロッパ最初の留学先をマドリードと決め、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサの門下生となる。そこで同時期だったのがホセ・ルイス・ゴンサレス。ギターを演奏する人にとってはセゴビアは神のような存在であり、実際に交流はできない人物だが、その弟子であるディアスは、2016年7月にローマで亡くなる手前まで活動していて、日本人でも実際に手ほどきを受けたことがあるギター奏者はいると思われる。ここではセゴビアのスタイルを受け継いだとされる小品を11曲披露している。ディアスのデビューLPは1958年BAMからLD 032で発売された Récital De Guitare N° 1(ギター・レシタル-1)である。当盤はそのシリーズ-2として1959年に発売された。シリーズ-2の同年の1959年に米国マイナーレーベルのHiFi Records:R 812(12")でやはり小品集を発売している。ディアスの録音はフランスBAMの2枚の10"から始まったと見てよいだろう。その後1960年頃から米Vanguardに籍を置き、1960年代中期からEMI等の大手レーベルに録音を行う。1974年以来ベネズエラ・カロラではアリリオ・ディアス国際ギターコンクールが開催され、このベネズエラの名手である彼の芸術に敬意を表し、国内外でのギター学習への彼の多大な貢献を称えている。セゴビアに感銘を与えたとされる、「セゴヴィア・トーン」と呼ばれる丁寧かつ優雅で音楽性に富み、聴くものに感動を与えるレガートを使ったやわらかい演奏が魅力的。
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