商品コード:1337-064[CRITĒRE] M.ラリュー器楽四重奏団/ テレマン:室内楽集
商品コード: 1337-064
商品詳細:Critèreは1950年代後期に音楽プロデューサーRoland Douatteにより設立されたフランス・マイナーレーベル。1960年頃からレコード発売がスタートしている。どれも拘った高音質録音でモノラルといえどもかなりのHi-Fiサウンドである。プレスは全て仏PHILIPSの工場に(Société Phonographique Philips)に委託製造していた。録音技師の名前は明かされていないが、アンドレ・シャルランクラスの技師が関与したのは間違いがない。プロデュースは殆どRoland Douatte自らが行い、音楽性や音質は高品質に管理されている。その為カタログのタイトルは少ないものの、バロック作品を中心とした独自の企画で他のレーベルにはない優れた内容のLPを世に出していた。これはフルートのマクサンス・ラリューがフルートでテレマンのソナタ2曲とトリオ・ソナタ2曲の4曲の室内楽を収録したLP。1964年頃の発売と思われる。マクサンス・ラリュー(1934-)はフランス・マルセイユ生まれのフランスのフルート奏者。10歳でマルセイユ音楽院に入学、ジャン=ピエール・ランパルの父であるジョセフ・ランパルにフルートを学ぶ。 1958年、国際ジュネーブ国際音楽祭で最優秀賞を受賞。パリ・オペラ・コミック、パリ・オペラ座管弦楽団、リヨン国立高等音楽院、ジュネーブ音楽院教授を歴任。1951年にジュネーブ国際コンクールで第1位を受賞。彼は1954年から1966年までパリ・オペラ座管弦楽団で演奏し、その後1978年までパリ・オペラ座管弦楽団で演奏した。1970年にはアンサンブル・バロック・ド・パリでジャン=ピエール・ランパルの後任を務め、ジャン=フランソワ・パイヤールシャンブル管弦楽団で多くの録音を行った。これらの職に加えて室内楽奏者としても活動し、録音は様々なレーベルに多岐にわたる。ランパルの12歳下だが1960年頃から録音を開始して、出したLPは相当数に上る。Erato、Philips、EMI系への録音が大半だがこれは中でも異例のCRITĒRE録音。CRITĒREへはフルート奏者として脇役で参加のLPは数点あるが、このようなリーダーアルバムの録音は唯一となる。評判通りの高音質録音で、M.ラリュー器楽四重奏団としての纏まりの良さも聴ける初期録音!ラリューのフルート共にジャック・シャンボンのオーボエもまた聴きもの。テレマンは現在TWV番号で分類されるがジャケットの表記だけでTWV番号まで辿り着けた曲は2曲だけである点が残念!
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