商品コード:1337-034[COLUMBIA] H.v.カラヤン指揮/ チャイコフスキー:交響曲6番「悲愴」
商品コード: 1337-034
商品詳細:1955、56年録音。カラヤンの通算3回目の「悲愴」。近年、カラヤンのColumbia時代の演奏が再評価されている。DGG時代のステレオ録音しか御存知ない方には、また異なった側面を見ることだろう。カラヤンの演奏は、一言で言えば、レガートだ。できるだけ音を切らずに、優雅に奏でることだろう。その為アクセントやパンチに欠けるきらいがあるが、音楽の持つ香りを損なうことなく持続させるという点で秀でていた。ダイナミズムを感じる! カラヤンは「悲愴」を得意としており、計7回スタジオ録音がある。順番にSP・ベルリンpo.(1939年)→ウィーンpo.(1948年)→フィルハーモニアo.(1955-6年)・当盤→ベルリンpo.(1962年)→ベルリンpo.(1971年・EMI)→ベルリンpo.(1976年)→ウィーンpo.(1984年・DS)。これだけの数のスタジオ録音を行った指揮者は他にはいないと思われる。あのムラヴィンスキーでさえ3回だったと記憶している。全ての録音にも言え、特に本録音ではカラヤンの「悲愴」はゴージャスの一言に尽きる。カラヤンが指揮するオペラのように上質で芳醇である。好き嫌いは別として、この録音には普遍的価値がある点は確かである。録音専門のオケとして長年カラヤンに連れ添ったフィルハーモニアo.は、1945年にEMIの名プロデューサー、ウォルター・レッグによって創設されたオケ。レベルの高さは当時の世界一流であった。そしてオケの良さが功を奏してか7回ある「悲愴」の中で当録音こそが最高ランクに位置する演奏であると考える。尚、実験的にステレオも録音されたらしく、ASDは発売されなかったが1981年になってSXLP 30534で始めて真正ステレオがリリースされた。
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