商品コード:1337-023p[Orphée] L.デカーヴ, J.ドワイヤン(pf) F.ウーブラドゥ指揮/ モーツァルト:ディヴェルティメント7番, Pf協奏曲10番(2台用)
商品コード: 1337-023p
商品詳細:「パリのモーツァルト」で1曲・ボーマルシェのロマンス「私はランドール」12の変奏曲 変ホ長調 K.354を入れているリュセット・デカーヴ(1906-1993)はパリ音楽院の教授にしてSP時代から録音のある超が付く大物ピアニスト。このような1960年代のモーツァルト録音が存在することは知られていない。あるいは最後の録音かもしれない。曲はソロ協奏曲ではなく2台ピアノ用の協奏曲10番。第2ピアノはERATOなどでも有名なジャン・ドワイヤンでWESTMINSTERなどの録音で人気のジネット・ドワイヤンでの兄にあたるピアニスト。フォーレの録音で知られる。指揮はやはり「パリのモーツァルト」の監修者であり指揮者のフェルナン・ウーブラドゥと、1956年の再来のような凄いメンバーでの録音だが殆ど知られていない。Orphéeというマイナーレーベルのせいだろう。デカーヴというだけでたいそうな驚きだが、この録音の完成度はさすがに高い。録音に関しては、Orphéeの親会社であるPacificが責任を持ってやっているのですこぶる良い録音。今までK.365の良い録音に出会っていない方にはこれ以外はないだろう。モーツァルト的なテンポで部分的なすっ飛ばしなど1950年代的な気分を持ったままの素敵な演奏。ERATO発売のラヴェル:Pfトリオでデカーヴを知った方には全く異なるモーツァルト弾きの顔がここにある。なんという発見! ディヴェルティメントK.205はゆったりしたテンポのウーブラドゥ的世界。
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