商品コード:1337-003[HMV] ソロモン・カットナー(pf) A.クリュイタンス指揮/ ベートーヴェン:Pf協奏曲2番
商品コード: 1337-003
商品詳細:1952年のモノラル録音。録音は非常に良く、ASDかと勘違いするほどの圧倒的な音圧に驚く。メンゲスのオケが恐ろしく元気がよい。ベートーヴェンらしい弾みがあって、しかもふくよか。オーケストラだけでも聴き惚れてしまう。ソロは実に透明感のある深みを備えた音。モノラル期としては傑作の一つ。ソロの上手さに舌を巻く。英国で最も尊敬されたピアニストの一人。ソロモン・カットナーが本名だが「神童ソロモン」の愛称をメーカーまでが使った。1912年10歳でデビューするとその成功から神童ソロモンと呼ばれ、その後レコード・ジャケットまで「ソロモン」で通してしまった。古くからベートーヴェン弾きとしての名を馳せ、1951年からHMVにベートーヴェン協奏曲を完結、並行してソナタ全曲録音を進行したが、1956年脳梗塞の為引退、未完に終わった。濁った音を一切出さず、多声の弾き分けにも細心の注意を払っている。ベートーヴェン:Pf協奏曲全集はメンゲスとは1/3/5番を録音したが5番はモノラルのみ。1/3番もステレオの入荷は少ない。クリュイタンスとは2/4番の2曲を録音、2曲ともモノラル録音である。これは当時のステレオに対する導入に違いが表れた結果となった。1970年代に全集箱も発売されたがバラで集める場合、2/4番が10"となる点はご承知いたいただきたい。2番は中でもマイナーで多くを所有する曲ではないだろう。そいう場合、好きなピアニストで全集化という方法が良いと思われる。ソロモンの全集なら後悔することはないだろう。尚2/4番のオケはクリュイタンス/フィルハーモニアo.で録音はロンドン。1952-6年ロンドンで全5曲録音され、1/3番のみステレオも平行発売された。基本モノラルと考えた方が良い。確かにソロモンのソロには存在感があり説得力が強い。
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