作品名：サティ:「天国の英雄的な門」への前奏曲, ジムノペディ1番, サラバンド2番, グノシエンヌ3番, 最後から2番目の思想, 自動記述法, 太った木の人形のスケッチとからかい, トルコ風のチロル舞曲, 死後のプレリュード | プーランク:フェデリコ・ガルシア・ロルカの3つの歌曲(全3曲)/もの言わぬ子供--散歩するアデリーヌ--枯れたオレンジの木の歌, 同:歌曲集「偽りの婚約」(全6曲)/アンドレ夫人--草の中に--飛んでいる--私の亡骸は手袋のようにぐったりと--ヴァイオリン--花

レーベルタイプ：【フランスでの第3版(12"の第2版)】---黒/白中黒, 1時にMade in France(外周ラウンド白文字), 3時に33T. 1/3 下にSTEREO-MONO, グルーヴガード厚, Rights Society:SACEM, (P)なし, スタンパー/マトリクス:BAM 5866 LPL 4584 1Y 380 CIDIS/BAM 5866 LPL 4584 2Y 380 CIDIS (ラウンド小文字スタンパー・ERATO/PHILIPSタイプ), BAM音源・製造を示すBAM **で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用, CIDISはプレス工場CIDIS.Phonogram, Antony工場を示すCompagnie Industrielle de Distribution de l'Image et du Sonの略で1969年～1979年4月まで稼働していた, 補助マトリクス:A1/A1, 再補助マトリクス:なし, 380は編集/カッティングマスターがC.I.D.I.S. Louviersで行われたことを示す, 1970年代のスタンパーを使った1978年頃の製造分, 青/銀外溝レーベル存在せず, それぞれ異なる旧番号(10"×2)がモノラルで存在する, 旧番号の10"に白/赤内溝レーベル・フラット盤存在する(1958年頃分・モノラル), 旧番号の12"に黒/銀レーベル存在する(1971年分・疑似ステレオ) ステレオ存在せず(モノラル/疑似ステレオのどちらか), RIAAカーヴである(10"はそうではない), BAM音源のBAM製作ERATO/PHILIPSプレス, 工場:CIDIS.Phonogram, Antony, 第3版, 3rd issue

ジャケット：【フランスでの第3版】---三方開両面コート, 5時にEdition AZ, 7時にBAM, 表記されたジャケット番号:BAM 5866, Price Code:Ⓧ, 背文字:あり(白色・ピンク背景), Ⓟ1976Ⓒなし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットではない・旧番号2種あり), 製作:Boite a musique, La boite a musique, 印刷:Imprimé Glory. Asnières, 供給:DISCODIS/Production Disc AZ, 旧番号・旧デザイン存在する, 第3版, 3rd issue

トピックス：サティ:1955年11月21日(5曲)/1957年11月21日(4曲)パリでのモノラル録音, 録音技師:André Charlin, プロデューサー:不明, 1955年分の5曲が1950年代後期に10"・LD 023で初リリース, 1957年分の4曲は初出不明, プーランク:1954年7月1-7日のモノラル録音と思われる, BAMの10"・LD 012でプーランク:Pf伴奏の歌曲集が出ている, ソプラノのジェネヴィエーヴ・トゥレーヌはジェラール・スゼーの15歳年上の姉(1933-1982), 当12"のプーランクの歌曲の内の2曲は10"・LD 012が初出, 他の曲は当12"が初出と思われる, 当12"は1978年頃の再版, ジャケットに「プーランクに捧げる」と記載あり, 疑似ステレオの電気処理を施されている, 実用上全く問題ない範囲, LD 012+LD 023(1958年頃)→LD 5744(1971年頃・疑似ステレオ)→LD 5866(1978年頃・疑似ステレオ・当アイテム), 録音はアンドレ・シャルラン!疑似ステレオだが時代的に当然で殆ど違和感はない, 演奏:★★★★, 音質:★★★★

商品詳細：A面にプーランクが演奏するサティのピアノソロ作品が9曲。1955年と1957年の録音で9曲中の5曲(恐らく1955年分)は1950年代にBAMの10"LD 023で発売されている。B面のプーランク:歌曲は1954年7月に録音され、1950年代後期に全3曲+全6曲がやはり10"で、LD 012にて発売された。この12"は10"では発売されなかったピアノ・ソロの4曲の音源も新たに加えて1970年頃12"化したもので1950年代プレスよりは音質的に落ちるものの充分良い音質でかなりの分量が収録されている。プーランクとサティは当時から親交が厚く友情を育んでいた。独特の節回しのあるスタイルでチッコリーニなどの演奏とは一味異なる雰囲気がある。B面の自作歌曲ではプーランクはピアノを担当、歌はジェラール・スゼーの15歳年上の姉であるジェネヴィエーヴ・トゥレーヌ(1933-1982)が参加。二人はSP期にも数曲録音していて、プーランク自身はトゥレーヌ以外での録音は考えていなかったようだ。非常に澄んだ美しい声の持ち主。一度トゥレーヌの声を聴いてしまったら他の歌手は考えられなくなるのも頷ける。初期盤ではないが充分納得できる内容。古き良きフランスの香りは多少なりとも感じられる。録音はアンドレ・シャルラン!これは疑似ステレオ盤だが1970年代は当然の発売であり、音に違和感はない。疑似ステレオ盤は商品として欠陥があるものではない。モノラルを望まれる場合は1950年代の10"・LD 012とLD 023を探す以外にない。

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