商品コード:1338-015[BELVEDERE] M.A.ピキテ(pf) / モーツァルト:Pfソナタ全集-1&2(全17曲)
商品コード: 1338-015
商品詳細:LP6枚でソナタのみ全17曲収録。女性ピアノ奏者、マリー・アントワネット・ピキテは、フランス語圏スイスのピアニスト。パリのエコールノルマル、ルーアン音楽院で、現在ピアノ科の教授をしている。多くの国際コンクールで審査員を務めるが、若い頃の情報はない。このモーツァルトこそ、彼女の唯一の録音? 1966年頃と思われる。ステレオだが、モノラル期のような古風な空気感を運んでくる演奏。当初3枚ずつ単売されたが、中身はまったく同じDGGプレス。モノラル好きが愛着を持つ懐かしい演奏が良い。マリー・アントワネット・ピキテの名前はPHILIPSで出した映画音楽のLP、「雨のしのび逢い」 + 「再会のとき」で7"EPを発見した。ピアニストとしてはあまり録音には恵まれなかったようだが、このモーツァアルト:ピアノ・ソナタ全集が彼女の代表作となった。すこぶる健康的な音楽である。映画音楽も録音するくらいなので、所謂アカデミックなタイプではない。かといって決してポップス調などではない。極めて真面目に丁寧に弾き込んだ演奏であり、嫌味は欠片も感じない整った演奏である。表紙のアルバム写真の少年モーツァルトの御前演奏を連想させる。いや、本人ならどこかにおちゃらけ程度は潜ませたかもしれない。こういう演奏は癖がないのでいつでも聴けるし、いつまででも聴いていられる。本人にはいたって生真面目に演奏しているのだが何処か憎めない少年の顔が感じられる。邪心のない演奏とはこういうものなのだろう。全2巻6枚が揃うことは滅多にない。
ピキテの在庫一覧へ