商品コード:1338-006[COLUMBIA] W.ギーゼキング(pf)/ モーツァルト:Pf協奏曲23番

[ 1338-006 ] Mozart - Walter Gieseking / The Philharmonia Orchestra / Herbert von Karajan


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商品コード: 1338-006

作品名:モーツァルト:Pf協奏曲23番K.488/-- Allegro-- | --Andante--Presto
演奏者:W.ギーゼキング(pf)H.v.カラヤン指揮フィルハーモニアo.
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FC 1013
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:10インチ, 25cm×1
評価/レコード:7/6 : A面に販売店シールあり
評価/ジャケット:A
キズ情報:B面7時に小~極小5回出る点, 10時に小~極小10回出る小スレあり
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---紺/銀音符内溝, センターホール上にLongue Durée □33 1/3 Microsillon, 9時にDisque incassable, 3時に33 1/3 Tours minule, 6時にMade in France(外周ラウンド銀文字), フラット重量, Rights Society:DP, (P)なし, 表記されたレコード番号:33FC 1013, Price Code:Ⓐ, スタンパー/マトリクス:XA 155-2N/XA 156-7N (ラウンド小文字スタンパー・EMI/Pathéタイプ), EMIグループCOLUMBIA系英国録音モノラル製造を示すXA ***で始まりレコード番号を含まない英国型フランス専用マトリクス使用, カッティング担当:イニシャルNは不明, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M3-136764/M3-138682(最古), 再補助マトリクス:なし・パテキュラーはない, 2種併存のPathéプレス, 1950年代のスタンパーによる1953年頃の製造分, Disque Incassable付の最初期分, フラット盤の最初期分, 旧番号存在せず, フランスにこれより古いレーベル存在せず, フランスでの最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, EMIグループCOLUMBIA系英国音源の仏COLUMBIA制作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou., フランスでのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】----折返当面紙ペラ, 6時に地色ベース ♬ 重ねてCOLUMBIA(緑色文字), 表記されたジャケット番号:FC 1013, Price Code:Artistique, 背文字:なし(棒初期の証拠), ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古裏年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Paris, 印刷:記載なし・フランス製, デザイン不明, ペラジャケットの最初期分, フランスでこれより古いジャケット存在せず, フランスでのオリジナル, original in Fr.
トピックス:23番:1951年6月10日 Kingsway Hall, Londonでのモノラル録音, 録音詳細不明, 英国では1953年頃Columbia Graphophone Company Ltd. Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年英COLUMBIA:333C 1012(10"・紺/金ツヤ音符中溝・レーベル・フラット盤・ラウンド折返両面コートペラ・ホタテ貝 ジャケット入り)で初リリース, フランスでは1953年頃仏COLUMBIA:10"・FC 1013(当装丁)にて初リリース, 1960年頃2曲入り12"×2枚(FCX 30003(20/23番)/FCX 30004(24/25番))としてカップリング替えLPでリリースされた, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:W.ギーゼキングによるモーツァルトのコンチェルト23番である。モーツァルト弾きとしては今更語る必要もない彼の初期録音であるが、改めて聴いてみると流石に頭が下がるような演奏である。その素晴らしい演奏に対して常に問題になるのがピアノの再生音であり、その点から考え合わせても当仏初期のパテ・プレス盤は別格である。またバックのオケもカラヤンならではの出来であり、聴けば聴くほど味わい深いモーツァルトである。ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956)は生粋のフランス人ではない。ドイツ人の両親の下、フランスに生まれた。しかしドビュッシーもそうであったが独自の哲学のようなものがあり、ギーゼキング流とでも言える一筆書きのようなスタイルも持っている。ドビュッシーやラヴェルのようなフランス作品を得意とするも、やはりモーツァルトのピアノ・ソナタを世界で最初にLP全曲録音した功績で知られるピアニスト。ギーゼキングの演奏は分析的であるとされるが、どうやらある部分で正しく、ある部分ではそうではない。細かい音が連なり、重なって一つのフレーズのように演奏されることが多い。テンポはかなり独自に変化し、近代の若手とはフレーズから異なっている場合が多い。ギーゼキングが重視したのは分析的なメロディーではなく、曲が持つ独自の響きではなかったか?ギーゼキングは完璧主義とは全く逆の極端なパターンで、ひたすら楽譜を読み続け、演奏のイメージを頭の中で構築することが日課になっていたと何かの本で読んだことがある。ここにギーゼキングの本質があるだろう。すなわちギーゼキングが感じた「イメージ」こそが全てだったのでは?モーツァルトもギーゼキングは「イメージ」で演奏する。だから何所か霧の中にいるような曖昧な印象が付きまとうが、霧が晴れてしまったら「イメージ」は吹き飛んでしまう。この曖昧さが幻想的と結びつくのだが、ぼんやりとしたノスタルジックなセピア色の曖昧さこそがギーゼキングの「イメージ」であり、魅力であると思う。この2曲のモーツァルト:Pf協奏曲は代表作として各国COLUMBIAレーベルから発売され、CD直前まで再版され続けた名演である。Pf協奏曲23番は1951年にカラヤンと録音され英国では10"の1曲入りで33C 1012で、フランスではFC 1013で初リリースされた。ロスバウトとは20/25番、カラヤンとは23/24番の計4曲の録音がある。

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