商品コード:1338-001[COLUMBIA] D.ミヨー/A.ロジンスキ指揮/ ミヨー:フランス組曲(管弦楽版・全5曲), イベール:寄港地
商品コード: 1338-001
商品詳細:1950年米Columbia:ML 2093(10")で初リリースされた米COLUMBIA音源の古いモノラル録音。ミヨー、イベールのフランス近代作品2曲。米国での初録音と思われる。ダリウス・ミヨー(1892 - 1974)はマルセイユ生まれのフランス6人組の一人。「フランス組曲」は1945年に作曲した吹奏楽曲(後に作曲者自身が管弦楽曲に編曲)。全部で5曲からなる。それぞれの曲は、かつて大戦中にドイツ軍が占領していたフランスの地方とその民謡を題材にした曲を作られた。ここでは管弦楽で演奏される。ミヨー自身が指揮をとる。管弦楽版は自身の指揮で1945年ニューヨーク・フィルハーモニックによって初演された。この録音は初演の翌年である1946年、同じニューヨーク・フィルハーモニックを振った世界初録音となる。吹奏楽曲が原曲なので技巧的には簡易で当時の米国で受けそうなメロディーとなっている。B面のジャック・イベール(1890 - 1962)はパリ生まれ。1955年から1957年までパリの国立オペラ劇場連合の監督を務めた。「寄港地」は1922年、イベールが32歳のときに完成された作品で、ローマ大賞受賞作品。3曲からなる交響組曲(3つの交響的絵画)。イベールは戦争中に海軍士官として地中海を航海したが、各地に寄港した際に接した異国の風物の見聞や、ローマ留学中のスペイン旅行から得た印象がこの曲には盛り込まれている。イベールの出世作となった。こちらは1945年、A.ロジンスキ/ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で、やはり世界初録音と思われる。米国ではこのような早い時期からフランス近代作品が録音されていた。フランスでは1952-3年頃の発売と思われる。
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