商品コード:1339-061nb[ERATO] P.アモイヤル(vn)/ フォーレ:Vnソナタ1, 2番
商品コード: 1339-061nb
商品詳細:1970年ERATOはフォーレの室内楽全集を完成させた。メンバーはユボー(pf)、ヴィア・ノヴァQt.等で、Vnソナタは1918年生まれのガロワ・モンブラン(vn)が担当。これはその後1978年、アモイヤルの新たな単独録音。単発である。ERATOにおいてさえ、ドゥカン、モンブラン、そしてアモイヤルの3回しかない重要な録音の一つ。このあまりにフランス的なVnソナタを新旧のスタイルで聴いてみるのも、曲に迫る一つの方法。力まず、穏やかにさらりと弾いてみせる。Pfはケフェレックが参加!ピエール・アモイヤル(1949-)はまだ存命のユダヤ系フランス人のヴァイオリニスト。12歳の時にパリ音楽院を一等賞(プルミエ・プリ)を獲得して卒業(当時、史上最年少)。その後ロサンゼルスに渡り、5年間ヤッシャ・ハイフェッツの下で学ぶ。ハイフェッツの下で徹底的に基礎技術から磨きをかけた。ハイフェッツが、弟子の中でその才能と技量に全幅の信頼を置いた唯一の弟子であり、室内楽のコンサートやレコーディングで共演も行った。アモイヤルが独り立ちしてハイフェッツの下を離れる時、ハイフェッツはギュスターヴ・ヴィヨームの銘器を自ら購入してアモイヤルに贈った。アモイヤルの技巧の特徴は、ハイフェッツ譲りのコシの強い美音と、速いパッセージを端正に演奏する正確さに加え、フランコ・ベルギー派の流れを受け継ぐ幅広いヴィブラートが挙げられる。独特の音の伸びや音色の多彩さを利用したテンポ・ルバートも個性的なものである。28歳の時に史上最年少でパリ音楽院の教授に就任し、長年務めたが、現在ではローザンヌ音楽院の教授であると同時に、夏期ローザンヌ音楽アカデミーにおいて、ヴァイオリンとピアノのレパートリーに特化したマスター・クラスを開いている。ローザンヌ音楽院の学生と共にカメラータ・デ・ローザンヌを結成し、既に録音も行った。日本には、群馬県草津温泉で夏に開催される草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルで2002年と2003年に教授を務めた。これまでに、ベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールを始め、著名なコンクールの審査員を務めている。この録音では、アントニオ・ストラディヴァリが1717年に作った「コハンスキー」と呼ばれるヴァイオリンを使用していると思われる。驚くほど美しい弦の音は魅力的であり、何より澄んだ弦の音に魅了される。ピアノのアンヌ・ケフェレック(1948-)はパリ生まれ。ご存じ世界的に高い人気を誇る女性ピアニストである。ソロ、協奏曲の録音が多いが、少ないながら室内楽録音もある。この録音をいかにもフランス的演奏に感じさせる立役者はケフェレックに他ならない。
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