商品コード:1339-050b[HMV] M.ロストロポーヴィチ(vc)/ ドヴォルザーク:Vc協奏曲
商品コード: 1339-050b
商品詳細:晩年は指揮者としても活躍したロストロポーヴィチは、リヒテルとのデュオ等、日本人にも馴染みが深かった。この曲の録音は多く、順番は正確でないが、モノでハイキン(MEL)、ターリヒ(SUP)、ボールト(HMV)、ステレオでカラヤン(DGG)、ジュリーニ(EMI)、小澤(ERATO)と、アナログだけで6回を数える。モノラル/ステレオ同時発売、3回目録音。3回目。スケールが大きく、大胆なオケに対し、骨太な音で応える。火花散る名演の一つ。ASDは超高価!ALPも充分良い音。この演奏はロンドン・デビューの翌年、1957年にEMIレーベルのアビーロード・スタジオで行われたロストロポーヴィチが30歳の時の録音。ロストロポーヴィチは生涯7回、ドヴォルザークのチェロ協奏曲をセッション録音したとの説があるが当社では入荷記録から6回まで把握している。これは3回目の録音である。ステレオも同時に録られていて、ロストロポーヴィチ初のステレオ録音となった。ステレオはモノラル発売の3年後の1961年になって発売されたがプレスが少なく、かなり高額となる。当時の英国でロストロポーヴィチはまだ旧ソ連の若手チェロ奏者という立ち位置であったが、MELODIYA、SUPURAPHONに既にドヴォルザーク:Vc協奏曲を録音しており、大物チェロ奏者の道を歩み始めていた。1960年には、ロンドンに海外ツアーで来ていたムラヴィンスキーのチャイコフスキー交響曲4番の録音の2日前に、その前座として、助手で随行したロジェストヴェンスキーの指揮で、シューマン:チェロ協奏曲をDGGに録音している。演奏は既に巨匠の貫禄を持っており、大胆かつ繊細な演奏。前2回はパワーを全面に押し出した演奏であったが、ここでは細部にも磨きをかけ、丁寧に仕上げている。名演ひしめくドヴォルザーク:Vc協奏曲だが、これは一つあっても良いと思わせる演奏である。特にオケはA.ボールト指揮ロイヤルpo.で安定感と上手さが両立した良さがあり、総合的には高い完成度である。
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