商品コード:1339-003t[MELODIYA] B.ハイキン指揮/ グノー:ファウスト~前奏曲, ~1幕1番
商品コード: 1339-003t
商品詳細:1950年代旧ソ連での古い録音。グノー:歌劇「ファウスト」~前奏曲とプロローグからの一部の抜粋。全曲録音は元々存在しない。しかし往年のテノール歌手の I.コズロフスキーとバス歌手のBグミリャの声を聴くことができる珍しい録音。指揮はボリス・ハイキン。ボリス・ハイキン( 1904- 1978)はミンスク生まれのソビエト連邦の指揮者、モスクワ音楽院教授。モスクワ音楽院でニコライ・マルコ、コンスタンチン・サラジェフに指揮法を、アレクサンドル・ゲディケにピアノを学ぶ。音楽院卒業後、1928年~1935年の間、スタニスラフスキー・オペラ・スタジオ(現モスクワ・スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場)で指揮者を務める。1936年、活動の場をモスクワからレニングラードに移し、ボリショイ劇場の指揮者に転出したサムイル・サモスードの後任としてレニングラード・マールイ劇場の指揮者に就任した。同時にレニングラード音楽院での教授も務めるようになる。マールイ劇場では、ムソルグスキー、チャイコフスキー、リムスキー=コルサコフなどのロシア・オペラの古典を指揮するとともに、同時代のソビエト作曲家の新作初演をいくつか手掛けている。主な作品としては、ドミトリー・カバレフスキーの『コラ・ブルニョン』、イヴァン・ジェルジンスキーの『開かれた処女地』が挙げられる。1943年に同じレニングラードにあるキーロフ歌劇場に移り、ここでもまたソビエト作曲家の新作初演を多く手掛けている(プロコフィエフの『修道院での結婚』(1946年)、『真実の人間の物語』(1948年)、ジェルジンスキーの『Князь-озеро』(1947年)、カバレフスキーの『タラスの一家』(1950年)など)。1954年、ハイキンはモスクワに戻り、ボリショイ劇場の指揮者及びモスクワ音楽院の教授に就任、以後、没するまで在任した。1978年にモスクワで死去。ドンスコイ墓地に埋葬された。門下にはキリル・コンドラシン、マルク・エルムレル等がいる。これはハイキンがモスクワに戻った後のボリショイ歌劇場o.を振った録音。フランス作品であるグノー「ファウスト」を手掛けた最初期の録音と思われる。しかし歌はロシア語となる。これは当時では普通であった。古い録音ながら当時の旧ソ連の歌手はやはり素晴らしい人物がいた。その雰囲気は十分に味わえる。
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