商品コード:1340-019p[LAFAYETTE] A.フォルデシュ(pf)/ モーツァルト:Pf協奏曲27番, グルックの主題による変奏曲
商品コード: 1340-019p
商品詳細:1913年ハンガリー出身のアンドール・フォルデシュ。DGGのピアニストとして知られる。DGGには10/15/17/21/25番の協奏曲5曲を3枚に入れている。以前にVOXに籍があり2曲のモーツァルトを残していたことは知られていない。彼も又通例どおり1950年頃の輝きを取り戻すことは出来なかった。VOX録音こそフォルデスの本懐である。太く響きの良い力強いソロ、よく弾む指先。何よりモーツァツを感じさせる華やぎがある。男性的で知られるが、むしろしなやか。仏プレスでは契約の関係で(無断借用?)本名を使えなかったようでアンドール・フォルデシュはゾルターン・ベグ(Zoltan Begh)と記載され、更に指揮者のアルトゥール・ゴールドシュミットはフリードリヒ・フォン・ミーア(Friedrich von Mir)と記載、オケはコンスタンス祝祭o.となっている。音源は米VOX:PL 6810で1951年に米国のみで初リリースされた。フランスでは仏VOXレーベルは存在せず、サード・パーティから1957年 Les Disquaires Réunis :DG 013が正式な契約の下で発売されている。当LPのLAFAYETTE RECORDSは無許可発売と思われる。そうでなければ、演奏者を偽名とする理由はないからである。LAFAYETTE RECORDSは1950年代中期のプレスでDF等と同じプレスの中太溝レーベルで製造されている。余白にグルックの主題によるPfのための10の変奏曲K.455が入る点も音源のPL 6810と全く同様。マトリクスをみると米VOXと同じXTV--を使っていてPathé-VOX等と同様で米国マスターでのフランス・プレスと思われる。Les Disquaires Réunisと同一マトリクス。勿論しっかりフランス盤の音質になっていて、フォルデシュのDGG以前のVOX初期録音が楽しめるLP!録音はウィーンと思われる。
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