商品コード:1341-060[CALLIOPE] C.エダ・ピエール(s)/ シェーヌ:「POUR UN MONDE NOIR」(黒人の主題によるSopとOrchのための4つの詩)
商品コード: 1341-060
商品詳細:1978年フランス放送局スタジオで録音された近代作品。作曲家シャルル・シェーヌ(Charles Chaynes・1925-2016)はフランス・トゥールーズ生れ。パリ音楽院でダリウス・ミヨーとジャン・リヴィエに師事。1951年にカンタータ『人間は扉を開く』でローマ大賞を受賞した。ローマのヴィラ・メディチ滞在中に弦楽オーケストラのための第1協奏曲と『悲劇的な死への頌歌』を作曲した。1956年、ラジオ・テレビ・フランセーズ(RTF)のプロデューサーに就任。1964年、マリウス・コンスタンの後任としてフランス・ミュージック・チャンネルの責任者に就任。1975年から1990年まで、ラジオ・フランスの音楽制作部門を率いた。数曲のオペラ、1曲の交響曲、室内楽曲に加え、トランペット、ヴァイオリン、ピアノ、オルガンのための数多くの協奏曲、および2曲の管弦楽協奏曲を作曲した。1966年には、マリー=クレール・アランのためにオルガン、弦楽オーケストラ、ティンパニ、打楽器のための協奏曲を作曲した。ピアノ協奏曲は、1967年にオリヴィエ・メシアンの妻イヴォンヌ・ロリオによって初演された。パリのミュージカルグランプリ(1965年)、アカデミー・デュ・ディスク・フランセのディスク賞(1968年、1970年、1975年、1981年)、ユネスコ国際トリビューン賞(1976年)、ミュージカル賞を受賞した。 SACD (1988) とアカデミー・デュ・オルフェドール・ディスク・ リリケ(1996 年と 2003 年)。またレジオンドヌール勲章の士官、国民勲章、芸術文化勲章の司令官を授与された。中でも「POUR UN MONDE NOIR」は曲のサブタイトルで正式名は「黒人の主題によるSopとOrchのための4つの詩」。1978年フランス国立放送局の大講堂Studio 104で開催された公開コンサートでのライブ録音らしい。シャルル・シェーヌは黒人の文化に興味を持っていたようで4曲から成る組曲を作曲。彼らの伝統的な音楽から着想を得た現代曲でパーカッションを使って背景音楽を演奏、組曲ごとに異なる詩に曲を付けた声楽曲である。歌は黒人のソプラノ歌手である、クリスティアーヌ・エダ・ピエール。声だけ聴いても黒人とは判別できない。フランスで最初のプロのクラシック音楽のソプラノとなった歌手らしい。この作品自体はその後録音がないようだが、当録音は注目を浴びたようでCD化され現在まで販売されている。構成は現代作品そのものである。
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