商品コード:1341-031[DECCA] G.ショルティ指揮/ ワーグナー:神々の黄昏(ハイライト)
商品コード: 1341-031
商品詳細:全曲盤SET 292-7からのハイライト。ショルティのワーグナーは聴いてみたいが全曲盤は高額だし、そこまで時間が無いという方にぴったり。SET番号と同等の音質で、手軽にこの大規模作品に触れることができる。しかもハイ・クオリティは保たれたままで、オケはウィーンpo.。この録音で名を上げたショルティだけに、彼の人生の炎を燃やした仕上がりに、オペラにあまり興味のない方にも是非お薦めしたい。ワーグナーのさわりだけでも楽しめる。レコード史上初の壮挙となった一人指揮者によるワーグナーの大作「ニーベルングの指環」。DECCAの敏腕プロデューサーであったジョン・カルショウは当初この録音をクナッパーツブッシュでやろうと考えていた。しかし高齢で気難しいクナッパーツブッシュは若手のカルショウに非協力的で録音は進まず、カルショウは当時まだ若手指揮者だったゲオルグ・ショルティで行くことを決意する。まず手始めに「ワルキューレ」の第3幕(第2幕の一部も含む)を1957年5月にウィーンで録音し感触を掴んだ。仕上がりは思いの外良く、「ラインの黄金」が1958年9月に初の全曲録音がなされた。カルショウはショルティによる「ニーベルングの指環」へと完全に舵を切り、1962年5月、10月に「ワルキューレ」全曲録音、1964年5月~6月・10月~11月「ジークフリート」、1965年10月~11月最期の「神々の黄昏」と実に7年もの歳月をかけてついに大作「ニーベルングの指環」を完結した。ステレオで録音された最初の「ニーベルングの指環」となり、ショルティは大物指揮者の名声を手にした。それぞれの曲は最低でもLPで3枚という長編であり、手軽に聴いてもらうためDECCAはハイライト盤を制作。当時のLPは高額であり、箱物は非常に高値の華であった事を考えると、当ハイライト盤の効果は大きなものがあったはずである。全曲盤と平行してハイライト盤も発売された。当LPは1965年10月~11月に録音された「神々の黄昏」の同年発売のハイライト版である。全曲盤は1965年発売のMET 292-7/SET 292-7(6枚組)という長編で高額である。ジョン・カルショウはオペラ好きであり、また英国市場もオペラを欲していた、DECCAはオペラの録音・制作に社の資源を注力したのである。今ではオペラ全曲録音を聴きたければまずDECCAの録音をみることになるはずである。それだけDECCAのオペラは高音質であり信頼が厚い。「ニーベルングの指環」を最初に世に出すという使命感も並外れたものがあったといえる。お試しとしてのハイライト盤の価値は想像以上に大きなものがある。長編ほどハイライト盤が効果的である。
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