商品コード:1343-060[ARION] J.J.カントロフ(vn) R.ヴェイロン・ラクロワ(cemb) / ルクレール:Vnソナタ集(4曲)
商品コード: 1343-060
商品詳細:ジャン=マリー・ルクレール(1697 - 1764)はバロック音楽の作曲家で、18世紀フランスにおけるヴァイオリン演奏の巨匠である。フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者と見做されている。ヴァイオリン協奏曲は数の多さで知られているが、Vnソナタは断片的にしか録音されていないので、その全貌は未だ不明である。少なくとも全部で6集以上あり作品番号でもOp.1/2/5/9/11の5つが存在する。1つの作品番号が12曲セットとして、60曲以上存在することは間違いないだろう。これまでの入荷も少なく、シングルLPに4曲以上収録されたLPが最も多い(ERATOとDECCA)。LP複数枚のVnソナタ集もこれまで存在していない。カントロフはARIONの看板ヴァイオリン奏者であり、サン・ジョルジュやリストなどのLPでお馴染みである。しかしルクレールのVnソナタ集は初入荷の超珍品といえる録音で、これも4曲入り。ERATOとDECCAに次ぐ第3の4曲入りクレールのVnソナタ集としての立ち位置となる。当社の30年に渡るARIONレーベルの扱いの中で初入荷という希少タイトル。チェンバロ伴奏でR.ヴェイロン・ラクロワ(cemb)が参加。ARIONではピアニストのジャック・ルヴィエとのデュオが多いが、バロック作品ということでラクロワが選ばれた。今ではジャン・ジャック・カントロフ(1945-)は仏Vn界きっての巨匠とされる所まで来たが、この録音の時まだ31歳の若手だった。1945年アルメニア系ロシア人の両親の下に生まれ、'62~'68年、7つの国際コンクールで入賞。1位が3回ある。G.グールドに絶賛されてデビューを飾る。1977年から度々来日。切れ味のよいシャープな表現力が魅力。音は非常に澄んでいて美しい。フランス人であるカントロフの演奏はフレンチバロック作品であるルクレール作品の演奏で全くスムースであり自然である。カントロフは2024年12月現在で80歳。なかなかの希少タイトル!LP時代に誰も全曲録音は行っていない。5曲以上収録したLPも存在しないのではないかと思われる。
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