商品コード:1343-051[HMV] S.スターリク(vn) / 「Vn練習曲集」クロイツァ-, ダンクラ, ロード(全18曲)
商品コード: 1343-051
商品詳細:スティーブン・スターリク(1932-?)はカナダのオンタリオ州トロントでウクライナ系として生まれた。トロント王立音楽院とニューヨークでアルバート・プラッツに師事し、ヴァイオリンを学んだ。彼は1956年にジュネーブで開催された国際音楽コンクールでサルヴァトーレ・アッカルドに次ぐ準優勝者となった。その年は一等賞は授与されなかった。ロンドンで開催されたカール・フレッシュ国際コンクールで準優勝した。このコンクールでは、1つの賞のみが授与される。エリザベス女王即位250周年記念メダル、シェフチェンコ・メダルなどを受賞している。トロントのヨーク大学からの名誉文学博士号、カナダ評議会からの芸術賞などがある。スターリクは史上最年少の24歳で、1957年~1960年、サー・トーマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとなり、、ストラッド誌から「コンサートマスターの王」の称号を得た。その後、1960年から1963年までベルナルト・ハイティンク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めたほか、コンセルトヘボウ室内管弦楽団、1963年から1967年までジャン・マルティノン指揮、シカゴ交響楽団、1982年から1987年までアンドリュー・デイヴィス指揮、トロント交響楽団のコンサートマスターも務めた。スターリクはこれらのオーケストラと標準的なレパートリーから多くのヴァイオリン協奏曲を演奏した。1963年にスターリクはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターの地位を打診されたが、当時はソロ活動を選択することを選んだ。同年後半、ジョージ・セルの説得により、マルティノン指揮シカゴ交響楽団のコンサートマスターに就任した。スタリークは名教師として知られ、その教え子の多くは世界中の主要なオーケストラ、室内楽団、プロの音楽学校で様々な役職に就いている。アムステルダム音楽院、ノースウェスタン大学、シカゴのアメリカン音楽院で教鞭を執った。1968年から1972年までオハイオ州のオバリン大学音楽院で最年少の教授となった。1972年から1975年までバンクーバー音楽アカデミーの弦楽部門の責任者を務め、ビクトリア大学で教鞭を執った。その他の教職には、オタワ大学、ウエスタンオンタリオ大学(1977年から1981年)、トロント王立音楽院、トロント大学(1982年から1987年)などがある。1987年から1997年までシアトルのワシントン大学で教鞭を執り、同大学音楽学部の教授としては初となる優秀教授賞を受賞した。彼の著名な生徒には、バイオリニストのレニー・ソロモンや作曲家のマルク・サバトなどがいる。彼はVnの演奏法を研究し、それを23の著物に著す。1956年ロンドンのカール・フレッシュ国際コンクールで滅多に賞が出ないところ唯一の賞が与えられた技巧派である。スタリークにとって曲を録音する事には興味がなく、如何に未知の技法を発見したかであり、その結晶がこの録音だろう。鑑賞するよりその前人未到の技術をその耳で確かめる為のLP。EMIの録音ではなく英国のロック系小レーベルのLansdowne Recordingによる録音の為か録音はややエコー分が多いが超絶技巧が繰り広げられる緊張感が弦の軋む音とともに伝わってくる。鑑賞用とは言い難い内容でパガニーニの奇想曲集のような内容。ステレオは存在しないと思われる。
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