商品コード:1344-061[Club Français] G.ヴァント指揮/ ブラームス:セレナーデ1番
商品コード: 1344-061
商品詳細:G.ヴァントのクリュブ・フランセ時代。このプレスはさすがに音が良い。フランスのレーベルに、ドイツ中部の都市、ケルンのオケはよく登場するが、当時からフランスとは馴染みが深かったようで(香水のことを仏語でケルンの水と称す)、大変センスの良いオケである。ブラームスという、いかにもドイツ的な音楽を、フランスのレーベルが製造することで、どことなく洗練された印象になるから不思議だ。ふんわりと包み込まれるような快い演奏!ステレオ・オリジナルは希少で安価ではない。ギュンター・ヴァント(1912-2002)は1946年にケルン市音楽総監督に就任し、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団を率いていた。Le Club Français Du Disqueにおけるドイツ系作品の看板指揮者として多くの録音を行った。但しギュンター・ヴァントのLe Club Français Du Disque時代である1950-60年代は日本ではほぼ無名の指揮者である。注目され始めたのは1970年代ハルモニア・ムンディへのブルックナー:交響曲全集からだろう。そして遡ってみれば、Le Club Français Du Disqueに多くの録音があったという経緯である。日本ではLe Club Français Du Disqueなるレーベル自体が未知のレーベルであり、致し方ないと思われる。一見そっけないように感じられるこの時代の演奏は、自然体という言葉がぴったりくる。ヴァントはスタイルがあまり変わらないことで知られる指揮者である。確かにそれは正しいだろう。実際、1990年代の方が元気が良いくらいに感じられる程度である。そして多くの方にとってはLe Club Français Du Disque時代は謎に満ちた時期だろう。当時としてはあまり目立たない大人しい演奏に注力している、珍しいタイプの指揮者であったことがわかる。なおLe Club Français Du Disqueに交響曲2~4番を含めブラームスの多くを録音している。中でもステレオは特に希少!
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