商品コード:1344-038[COLUMBIA] ドロルツQt. / ハイドン:弦楽四重奏曲77番「皇帝」, 79番「ラルゴ」
商品コード: 1344-038
商品詳細:ドロルツ四重奏団はカラヤン時代のベルリンフィルの主要メンバーによって1950年頃にベルリンで結成された団体。創設メンバーは第1ヴァイオリン:エドゥアルド・ドロルツ(Eduard Drolc)、第2ヴァイオリン:ハインツ・ベトガー(Heinz Böttger)、ヴィオラ:ジークベルト・ユーバーシェール(Siegbert Ueberschaer)、チェロ:ハインリヒ・マヨウスキ(Heinrich Majowski)の4人。1952年にベルリンでデビューした。リーダーのエドゥアルド・ドロルツは1919年ドイツ・ドルトムント生まれ。パリでジャック・ティボーやガブリエル・ブイヨンに師事。ドレスデンQt.の第1ヴァイオリンを経て、フルトヴェングラーが指揮するベルリンpo.と共演。ベルリンpo.のコンマスだった記録はないが関係があったことは確かである。ドロルツはフランスで学んだ経験から純ドイツ・スタイルとはいえず、適度なヴィブラートをかけて歌うように弾くスタイルは独自のものといえる。ヴィオラやチェロの音色も暖色系でドロルツに倣って適度に歌う。しかしラテン系の明るさより、ややくすんだ音がドイツを感じさせる。4人均等型の団体であり、精密なアンサンブルもドイツ系のそれである。ボウイングは直線的でありながらもゆったりとした余韻を感じさせる。奥行き感もあり、多彩な表情を醸し出す。優れた弦楽四重団であることは明らかである。録音が少ないのが残念で独COLUMBIAの他EURODISCなどドイツレーベルばかりで表面隆起の危険因子含むプレスばかりなのが残念。フランス盤があれば良いのだが、そうないだろう。
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