商品コード:1344-017[DGG] M.シュターダー(s)/ モーツァルト:コンサートアリア集(全6曲)
商品コード: 1344-017
商品詳細:M.シュターダーのモーツァルト・コンサートアリアは、この他にF.レーマン指揮の盤があったが、それはモノラルのみ、曲も2曲しか収録されていなかった。この136 369 SLPEMが唯一のステレオによるコンサートアリア集で4曲収録、他2曲がオペラアリアで計6曲入りのモーツァルト・アリア集である。録音も良く、指揮はパウムガルトナーによる、堅牢な土台の上を宗教曲の時とは違った顔で歌い上げるM.シュターダーがいる。可憐で、優美な声はここでも我々を魅了してやまない。赤ステジャケが初出。完全な形は多くない。宗教作品で多くの出演を持つマリア・シュターダー。マリア・シュターダー( 1911 - 1999)はオーストリア=ハンガリー帝国時代のハンガリー・ブダペスト生まれのソプラノ歌手。出生名はマリア・モルナール (Maria Molnar) 。1919年に家計の逼迫により、救世軍の手でスイスに連れて来られた。ザンクト・ガレンのマティルデ・ベルロッハーの下で声楽を学び、1930年からコンスタンツでベルロッハーの父であるハンス・ケラーの薫陶を受けた。1935年からチューリヒでイローナ・ドリゴに師事し、1938年にはトレメッツォでテレーゼ・シュナーベル=ベーア、ミラノでジャンニーナ・アランジ・ロンバルディの指導を受けている。1939年にジュネーヴ国際音楽コンクールに出場して、声楽部門でフリッツ・オレンドルフと1位を分け合った。体が小さかったため、歌劇場での活動を控え、主にリサイタルで名声を築き、ドイツ・リートに加えてオトマール・シェックをはじめとするスイスの作曲家の歌曲をレパートリーに加えて活躍した。DGGにおける宗教作品にはなくてはならないソプラノとして多くの録音に参加し、それらの多くが今もって名演・名盤とされているものが非常に多い。オペラを歌わないソプラノである。1999年にチューリヒにて没。その清楚な声はアルトの声域からソプラノの高音部に至るまで実に安定していていてスムース。モーツァルトの大ミサ曲ハ短調はシュターダーなしではあり得ない録音となった。真に美声の持ち主であった。曲名に関して今回初めてしっかり調査した。
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