商品詳細：アルバート・スポルディング(1888–1953)はシカゴ生まれ。スポーツ用品で世界的に有名なスポルディング家に生まれる。彼の母親、マリー・ボードマンはコントラルト兼ピアニストであった。トーマス・エジソンは、スポルディングの音色は他の存命のヴァイオリニストよりも純粋であると宣言し、20年間のレコーディング契約を結んだ。両世界大戦で諜報員として活躍したスポルディングは、1944 年の空襲でナポリ近くの洞窟に取り残され、恐怖に怯える数千人の難民を前に伝説的なコンサートを行った。2度の大戦で兵役を経験後、1950年のニューヨークでのコンサートを最後に引退。1953年64歳で死去。その為、REMINGTON等に残された彼の録音は、'40年代のものがほとんどである。一度でも耳にされたことのある方は、いかに偉大なヴァイオリニストであるか御承知だろう。これは米国で1951年に初リリースされたLPで特に珍しいPf伴奏。バッハを含むソナタ集。このLPの価値は計り知れない。米国REMINGTON音源でREMINGTON盤は当時非常に材質や製造が悪く、1950年代中期までのプレスでまともな物は存在しない。これも最初期盤につき細かい難はあるが米国オリジナルの良さがそれらを感じさせない。1940年代のSP音源の復刻LPと思われるが、SPをそのまま聴くような雰囲気があり、良くできたLPである。フランス盤は米国盤から4年程後に出たがその分、圧倒的な音質の良さがある。

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