商品コード:1346-009[DECCA] K.ミュンヒンガー指揮 E.アーメリング(s)/ バッハ:復活祭オラトリオB.249
商品コード: 1346-009
商品詳細:バッハの「復活祭オラトリオ」は、1枚で収まるなかなかの名曲であるが、ステレオとなると、あまり録音に恵まれていない感がある。この録音は、マタイでお馴染みのミュンヒンガー/シュトゥットガルト室内o.で、バッハの様式を完全に踏まえながら、音質も素晴らしく良いオーディオファイル。ソプラノにアーメリングを起用。弾みのある導入部を聴いているだけで、わくわくしてくる。1969年発表の溝無し大デッカ(紫)でオリジナル。他の歌手、ワッツ、クレン、クラウゼ共に、良い味を出している。バッハのオラトリオは有名な「クリスマス・オラトリオ」以外では2曲が現存している。ミサ曲、受難曲、オラトリオと形式の異なる宗教作品があるが、これらを簡単に分類すると、ミサはカトリックのミサの儀式で使うラテン語の定型文に曲を付けた作品でバッハはルター派の為にドイツ語のテキストを用いる。受難曲とオラトリオには物語性がある点で共通するが、イエスの弟子たちによるイエスの刑死に至る過程を描く伝記(福音書)が基になる曲が受難曲。オラトリオは福音書ではないキリスト教的な題材が基になる劇音楽のうち、演技を伴わない曲であり聖譚曲とも呼ばれる。マニフィカトはミサと同じくラテン語で、聖母マリアの祈りの形式。カンタータはドイツの場合、プロテスタント教会の礼拝において演奏された複数の独立した楽章からなる声楽曲。モテットは広義では宗教曲だが、バッハの場合は主に楽器を伴わないア・カペラの合唱曲。以上のように分類できる。バッハの現存する三つのオラトリオは「クリスマス・オラトリオ」、「復活祭オラトリオ」、「昇天祭オラトリオ」がある。「昇天祭オラトリオ」は教会カンタータB.11とされオラトリオに含めるかどうかは議論が有るらしい。「復活祭オラトリオ」は復活祭(イースター)すなわち、イエスが受難から3日後に復活したことを記念する復活祭を祝うための曲。教会暦に基づくので年により日付けが異なる。バッハの「復活祭オラトリオ」は1725年の復活祭(4月1日)に、ライプツィヒで初演された。既存の楽曲を転用して別の作品に仕立てたパロディ技法で作られている。原曲は同年2月23日に演奏された世俗カンタータ「逃れよ、消えよ、退き失せよ」BWV249a。4人の羊飼いが出てくる牧歌劇で、「復活祭オラトリオ」には全10曲中、7曲の楽曲が用いられていることがわかっている。イエスの物語ではあるが受難曲ではないので福音書記者(エヴァゲリスト)は登場しない。全第10曲からなる劇音楽となっている(演技はない)。DECCAではこれらバッハの宗教作品をミュンヒンガーに丸投げする形でカタログを受けてきた歴史がある。一通りの作品をミュンヒンガーが録音している。結果的にそれは良い結果をもたらしたと言える。LP1枚に収まる「復活祭オラトリオ」、是非この機会に!ソプラノにはいつもと同じエリー・アメリングが参加!
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