商品コード:1346-004[DF] Y.ナット(pf) / シューマン:幻想小曲集

[ 1346-004 ] Schumann - Yves Nat Fantasiestücke Opus 12


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商品コード: 1346-004

作品名:シューマン:幻想小曲集Op.12/--第1曲 夕べに--第2曲 飛翔--第3曲 なぜに--第4曲 気まぐれ-- | --第5曲 夜に--第6曲 寓話--第7曲 夢のもつれ--第8曲 歌の終わり
演奏者:Y.ナット(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:Les Discophiles Français
レコード番号:225 120
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:10インチ, 25cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:B面2時に小2回出る点あり
レーベルタイプ:【フランスでの10"のオリジナル】---橙輪地図浅2重内溝, 6時にMicrosillon 33 Tours, 12時にMade in France(ラウンド黒文字), フラット重量, 表記されたレコード番号:225 120, Price Code:なし, Rights Society:DT, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:25 120-1-J2-JA/25 120-2-J2-JA (手書き文字スタンパー・Les Discophiles Françaisタイプ), Les Discophiles Françaisモノラル製造を示す25***で始まりレコード番号の一部を含む専用スタンパー使用, 補助マトリクス:なし, 再補助マトリクス:なし, Pathéプレスではない, 1950年代のスタンパーによる1958年頃製造分, フラット盤の初期分, 旧番号存在せず, これより古いレーベルは存在せず, 最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在せず, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, Les Discophiles Français音源のLes Discophiles Français製作プレス不明, 工場:不明, フランスでの10"のオリジナル, original for 10"in Fr.
ジャケット:【フランスでの10"のオリジナル】---折返両面半ツヤペラ, 5時に黒ベースに白で雄鶏マーク, 1時に黒字でLes Discophiles Français, 表記されたジャケット番号:525 120(レコード番号と先頭の1文字が異なる), 背文字:なし(初期の証拠・裏面にあり), ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが10"は当ジャケットである), 製作:Les Discophiles Français - Henri Screpel, 印刷:Dillard et Cie. Imp. Paris, これより古い10"ジャケット存在せず, フランスでの10"オリジナル, original for 10"in Fr.
トピックス:1955年パリでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1957年頃Les Discophiles Français - Henri Screpelによりコピーライト登録・同年Les Discophiles Français:DF 178(12"・赤輪青地図中溝レーベル・フラット盤・布張見開ジャケット入り)にてフモレスケOp.20とのカップリング初リリース→1960年頃DF 730023(同一カップリング), 1曲入り10"が1958年頃225 120(当装丁・ジャケットは525 120)にて初リリース, 10"は12"より1-2年遅れでリリースされたが溝の配置から物理的に音質は12"より良いと思われる, ナットのシューマンはソロが1951-55年までのモノラル録音・ピアノ協奏曲は1933年SP録音, 初出リリースは:7"×2, 8"×1, 10"×1, 12"×2枚→EX 17002/DF 51/55/56/58/178→DF 730021/22/23/29/74(黄色棒付12"×5)で初リリース→再版となる, 幻想小曲集の10"発売である525 120は初出とは異なる別シリーズである

商品詳細:フランスのピアノ界の重鎮イヴ・ナットがベートーヴェンの次に力を入れたのがシューマンだった。全てオリジナルで集めようとすると7"・10"・12"取り交ぜて計7枚が必要。特に7"・10"は入手が難しく盤質も良い物は少ない。10"旧番号と比較すれば、確かに違いはあるもののDF 730***はRIAAカーヴで12"×5枚と簡単に集まる。しかし音質の点で納得がいかない方も多いだろう。初期盤ならナットの息づかいまでが聴こえるほどの高音質は保証出来る。オリジナルのピアノの音には麻薬的魅力があることは確かでここは選択の問題となる。ナットは1930年から1955年までにシューマンの主要ピアノ作品を録音している(LP録音は1950-55年・協奏曲を除く)。ベートーヴェンと並び決定的な名演であることは言うまでもない。ベートーヴェン同様ナットのシューマンがあれば極端な話、他はなくとも良いという話は昔からよく聞く。ロマンの香りを存分に漂わせていながら力強く骨太の安定した演奏。聴いた後の満足感はどのピアニストのものより大きいだろう。コルトーのショパンと同じような絶対的な安心感がある。イヴ・ナット(1890-1956)はコルトー(1877-1962)とパリ音楽院で同門であり、コルトーより13歳年下だったが6年早く亡くなった。もはやコルトーと同格のフレンチ・ピアニズムの権化といって差し支えないと思われる。ナットのシューマンはベートーヴェン同様圧倒的な演奏で、他者の追従を許さないものがある!亡くなる1956年まで、パリ音楽院の指導的教師の一人として、ジュヌヴィエーヴ・ジョワやピエール・サンカンらを育てた。多くのフランス人の演奏スタイルとはかなり異なる精緻で計算されたタッチはコルトーのような芳醇な音色で表現するのとは逆のアプローチを特徴としている。ナットの指は短く本人も特別な運指で対応していたと言われるが、そこから生み出された鋭角とも言える表情は異端のフレンチ・スタイルと言って過言ではない。当10"の幻想小曲集Op.12は当初・DF 178(+フモレスケOp.20)→DF 730023(同一カップリング)で12"発売されている。これら12"とは別に「幻想小曲集Op.12」の1曲入り10"もリリースされている(当アイテム)。順序などの12"との関係ははっきりしないが、溝の点で12"の片面より音質の点で有利ではある。音質最優先の方には気になる盤と言えるだろう。

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