商品コード:1347-045b[DECCA] R.リッチ(vn) / パガニーニ:24の奇想曲Op.1Vol.1(1~12番)
商品コード: 1347-045b
商品詳細:技巧派ヴィルトーゾとして活躍したルッジェーロ・リッチは、1918年カリフォルニアのイタリア移民の子として生れる。ベルリンでクーレンカンプ、A.ブッシュに学び、1947年にパガニーニのカプリースの初録音を行った。リッチは19世紀欧州の伝統的な巨匠様式を今日に受け継ぐ奏者と見なされており、ここに聴かれる奏法が彼の原点であることは言うまでもない。録音も第一級!Vol.1は入荷の少ない希少タイトル!Vol.2の1/10程度しかないと思われる。ルッジェーロ・リッチ(1918- 2012)は米国カリフォルニア州サンブルーノで、イタリア系移民の家庭に生まれた。1928年に僅か10歳でヴィエニャフスキやヴュータンの作品を演奏してサンフランシスコで公式デビューを飾る。翌年にはメンデルスゾーンの協奏曲を演奏して、オーケストラと初共演を行った後、カーネギー・ホールにおけるデビューでも大成功を収めている。1930年代にベルリンに留学して、ゲオルク・クーレンカンプ他に入門、アドルフ・ブッシュ以降のドイツのヴァイオリン演奏様式を習得した。1947年にパガニーニの「24のカプリース」の最初の録音を行った事で神童として知られるようになる。この「24のカプリース」が英国DECCAへの初録音で、1950年代後期に米DECCAに移籍するまで英DECCAに在籍し、多くの古典派、ロマン派の協奏曲やVnソナタを録音している。米DECCAに移ってからも大いに活躍したが、やはり英国DECCA時代がリッチの黄金期であったことは間違いがない。大胆なほど艶やかに歌う演奏こそ持ち味だった。このパガニーニのカプリース(DECCA)は今もってレビンと並ぶ凄い録音。これはそれまであまり注目されることのなかったパガニーニの作品に対し、真剣に向き合ってきたリッチによる世界初のカプリース録音となり、リッチの名声は一挙に広がることになる。1947年7月ロンドンでのパガニーニのカプリースのSP録音でリッチは29歳であった。オリジナルの無伴奏での全曲録音はこれが世界初。
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