商品コード:1347-036[DECCA] ウィーン八重奏団メンバー 他/ シュポーア:九重奏曲
商品コード: 1347-036
商品詳細:ウィーン八重奏団は1947年頃ウィーンpo.の首席メンバーであるヴァイオリニストのヴィリー・ボスコフスキーとクラリネット奏者のアルフレート・ボスコフスキー兄弟を中心に結成された団体。1948年にはDECCAと契約し、同年からSP録音(ベートーヴェン:七重奏曲)を開始した。その後メンバー交代を行いながら今日まで継続する団体である。強いウィーン風味を持つウィーン八重奏団の演奏はウィーンpo.のミニチュアとして多くのファンを生み、批評家からも絶賛されてきた。発足当初は本当に8人だけであったと思われる。このシュポーア:九重奏曲ではウィーン八重奏団のメンバー7人にJ.ニーダーマイア(fl)K.マイアホーファー(ob)がゲストという形での演奏となっている。しかし後に1960年代に入るとJ.ニーダーマイア(fl)K.マイアホーファー(ob)の二人はウィーン八重奏団のメンバーとなり、1960年代に入ると控えのメンバーなども含め総勢で20人程度の大きな団体へと発展した。ピアノだけが在籍しない為ピアノを含む楽曲ではDECCA籍のピアニスト(クリフォード・カーゾンやウィーンのピアニスト、ヴァルター・パンホーファー)をゲストとして呼んで録音を行ってきた。ピアノを含まない殆どの室内楽曲の演奏がウィーン八重奏団だけで可能である。ルイ・シュポーア( 1784 - 1859)はドイツ・ブラウンシュヴァイク生まれのドイツの作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者。本来の氏名はドイツ語でルートヴィヒ・シュポーア(Ludwig Spohr)というが、ヴァイオリン演奏のヴィルトゥオーソとして活動を始めて以降、フランス語名ルイ(Louis)を名乗った。シュポーアは多作な作曲家であり、作品表は優に150曲を超える。9つの交響曲他室内楽曲が多数あり、中でも九重奏曲、八重奏曲、弦楽六重奏曲などの大規模室内楽曲作品にみるべき曲が有るのが特徴である。九重奏曲は大九重奏曲とも呼ばれ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンという木管五重奏に、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという弦が四人加わった4楽章作品である。中途半端な編成ではあるが5管4弦が意外なほど纏まりが良く、ベートヴェンの七重奏曲やシューベルトの八重奏曲などと同等かそれ以上の優美な作品である。室内楽好きには是非お勧めしたい。ウィーン八重奏団が初期に取り上げ2回目も録音したヘ長調の明るい曲である。彼らは、八重奏曲、ピアノ五重奏曲なども録音している。録音は多くないのでウィーン八重奏団の演奏が決定盤といって間違いない。この録音がLP初録音かもしれない。
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