商品コード:1347-031n[MELODIYA] I.アルヒポワ(ms)/ アリア集/バッハ(グノー編):アヴェ・マリア, ジョルダーニ, ストラデッラ 他
商品コード: 1347-031n
商品詳細:バルト三国の中央に位置する国、ラトビアの首都リガ(リーガ)のリガ大聖堂での録音。リガにはMELODIYAの工場もあり、バルト三国やレニングラードよりも欧州寄りの録音やプレスを統括している。このLPはリガにあるリガ・ダルジンス音楽学校少年合唱団をバックに旧ソ連の大物メゾ・ソプラノ歌手であるイリーナ・アルヒポワを迎えた宗教アリア集である。指揮者のI.コカルスはリガ大聖堂付きの音楽監督と思われる。後にアヴェ・ソル室内cho.を創設している指揮者である。これら古典的名曲はまずきちんとしたラテン語で歌われることが前提となる。その点でも小国であるラトビアは利点である。MELODIYAの歌物LPが顧みられることがないのはロシア語で全てが歌われてしまっているからである。1980年以降はそうでもないが、今度はクオリティが問題となる。アヴェ・ソル室内合唱団同様にリガ・ダルジンス音楽学校少年合唱団のクオリティは高く、宗教性を十分に感じられる。イリーナ・アルヒポワ(1925- 2010)はモスクワ生まれのメゾ・ソプラノ歌手で、のちにモスクワ音楽院教授となっている。ボリショイ劇場のソリスト(1956年~1988年)。社会主義労働英雄(1984年)、ソ連人民芸術家(1966年)、キルギス共和国人民芸術家(1993年)、モルドバ芸術修士(1994年)、レーニン賞受賞者(1978年)、ロシア連邦国家賞受賞(1997)、レーニン勲章を3回(1971年、1976年、1984年)、聖使徒アンドリュー第一勲章(2005年)を受賞など様々な経歴を持つ歌手である。戦前、彼女はグネーシン姉妹の学校で学び、モスクワ音楽院のL.F.サブランスキーの歌唱クラスに入学、1953年に卒業した。1954~1956年にスヴェルドロフスク・オペラ・バレエ劇場のソリストとなり世に出た。1955年以来、彼女は西側諸国へも海外ツアーを行っている。1997年から2001年にかけて、彼女はロシア連邦文化省の理事を務めた。多数の名誉称号を持っている。オペラ歌手であると共に、このような宗教作品にも力を入れている。2012年、I.K.アルヒポワに捧げられたロシアの郵便切手が発行された。声質にお好みはあるにしても、真に実力を備えたメゾ・ソプラノ歌手であったことは事実である。
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