商品コード:1347-029n[MELODIYA] K.ザンデルリング指揮/ モーツァルト:交響曲41番K.551「ジュピター」
商品コード: 1347-029n
商品詳細:クルト・ザンデルリング(1912- 2011)は旧ドイツ領東プロイセンのアリス(現ポーランド)生まれのユダヤ系ドイツ人指揮者。1960年に東ドイツ政府に請われて帰国し、ベルリン交響楽団の芸術監督、首席指揮者に就任、短期間のうちにこの歴史の浅いオーケストラを同国屈指のレベルにまで鍛え上げた。1964年から1967年まではシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者も兼務した。それらの点でETERNAから多くの録音がでいて人気の高い指揮者である。しかしザンデルリングはナチスが勢力を拡大すると、親がユダヤ人であった彼はドイツ国籍を剥奪され、1935年におじが在住していたソビエト連邦に亡命した。同国ではモスクワ放送交響楽団でジョルジュ・セバスティアンのアシスタントとして研鑚を積んだ。1960年に帰国する以前は1947-1959年の13年間MELODIYAに少なからず録音を残している。これらMELODIYA録音はこれまであまり紹介されることはなかったが、1941年にレニングラート・フィルハーモニー交響楽団の第一指揮者に就任し、エフゲニー・ムラヴィンスキーの下で更に研鑚を積んだ。この時期はムラヴィンスキーのサポートもしつつ、ほぼ副指揮者のような立場でレニングラートpo.とのモノラル録音を残している。このモーツァルト:交響曲41番もそのような時期の録音である。オケの音はあの有名なムラヴィンスキー/レニングラートpo.とほぼ同じで前にグイグイと出てくる強烈なインパクトを持つところは変わらない。ザンデルリングは多少でもそれを抑えようとコントロールしている姿が浮かぶような旧ソ連らしさがたっぷりと出た演奏である。ETERNAのドレスデンsk.と録音がまるで別人のよに感じるMELODIYA録音である。これだけの馬力のあるオケを指揮した経験があれば、世界中のどんなオケでも引っ張れる自信がついたことは疑いの余地がない。1枚で1曲収めた贅沢なカッティング!圧巻のモノラル・パワー!
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