商品コード:1347-018n[COLUMBIA] H.v.カラヤン指揮/ モーツァルト:交響曲33番K.319, 39番K.543
商品コード: 1347-018n
商品詳細:これはカラヤンがフィルハーモニアo.を振る以前の1946/1949年ウィーンでのSP音源。古い録音だが通常のモノラルLPと変わらないクオリティで聴ける音質である。1946年は米占領軍政府による公演禁止命令を受けるも、法をかいくぐってEMIでの録音活動を開始した年である。EMIと正式な契約を結んだのは翌1947年であり、当時の活動は殆どウィーンであった。英国COLUMBIAに録音を開始するのは1951年6月のギーゼキングとのグリーグ/ピアノ協奏曲からである。カラヤンは1951年2月までに相当数のSP録音をしており、その全貌は未だにはっきりしない(録音データはある)。ヘルベルト・フォン・カラヤン( 1908- 1989)は1946年3月から1947年10月までの間、戦時下のナチ協力の罪を問われソビエト連邦の占領軍から公開演奏禁止処分を受けている。1947年10月28日にウィーン・フィルを指揮して正式に演奏会に復帰した。1948年にウィーン交響楽団の首席指揮者に、翌1949年にウィーン楽友協会演奏会の音楽監督に就任している。英国COLUMBIAレーベルにてロンドンで録音を開始する以前からカラヤンは既に欧州の楽壇を背負う大物だったことが解かる。これら1950年までのウィーンでのSP録音でLP化された音源は極一部に限られる。交響曲33番は38歳で、39番は41歳の壮年期の録音である。フィルハーモニアo.との録音とは異なる溌溂とした若いカラヤンの姿がここにある。殆どの方がフィルハーモニアo.との録音からのカラヤンを認識されているはずである。これはそれ以前のウィーン時代の貴重な記録。音質は悪くなく、特に1949年録音の39番などは重厚な雰囲気を漂わせる貫禄のある演奏を見せつける。
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