商品コード:1347-013p[ERATO] F.ヴェルナー指揮/ バッハ:カンタータ集-14/カンタータ68, 98, 53番
商品コード: 1347-013p
商品詳細:F.ヴェルナーが残したバッハ:カンタータ集は、この曲に興味を持つ方にとって特別の存在。バッハゆかりのライプツィヒに生まれた伝統的スタイルは、ラミンからロッチュ、シュライアーへと受け継がれ、ETERNAレーベルの中で記録を残した。それとは別に、西ドイツ側でも北部、南部、西部と様々なタイプが生まれた。中でもヴェルナーはERATOという仏レーベルの効果もあり、最も洗練されたスタイルで、一つの様式を示す。全29+2枚、うちモノは19+2枚。ヴェルナーのカンタータなら失敗は無い、そう言えるほど、ヴェルナーは信頼がおける合唱指揮者。この時代としては非常に見通しの良い演奏。バッハの重厚さもたっぷり。名盤の一つ!バッハのカンタータをドイツではなくフランス・レーベルが発売した結果となったが、フリッツ・ヴェルナー(1898- 1977)はベルリン出身の合唱指揮者で、ベルリン大学、プロイセン芸術アカデミーなどで学び、ゲオルク・シューマンらに作曲を師事した。1935年、バーベルスベルクのベツレヘム教会のオルガニスト兼音楽教師となった。1936年にポツダムのニコライ教会のオルガニスト・カントルとなり、1938年には教会音楽監督に昇進した。1939年にはラジオ・パリの音楽ディレクターとなった。第二次世界大戦後の1946年にハイルブロンのキリアン教会のオルガニスト・カントルとなり、1964年まで務めた。1947年、ハイルブロンでハインリヒ・シュッツ合唱団を創設し、1973年まで指導にあたった。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの多くの受難曲/オラトリオ/モテット/カンタータの録音を残した。多くの声楽家や、トランペットのモーリス・アンドレ、ホルンのヘルマン・バウマン、オルガンのマリー=クレール・アランなどの独奏者を招き、ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団や南西ドイツ放送交響楽団などと共演している。カール・リヒターより28歳年長でLP世代では最も古い世代のバッハ指揮者であった。カール・リヒターに飽き足らない方は是非聴いていただきたい。ヴェルナーがERATOに残したカンタータ集は西側の良心というべき完成度があり、東のG.ラミンのライプツィヒに対抗しうる最強の録音群である。Vol.1~29まで存在し、更に番外編が2枚あり。モノラル/ステレオどちらでも初期盤ならヴェルナーの洗練され、卓越した感性が理解される。
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