商品コード:1348-059[DGG] I.マルケヴィチ指揮 H.キルヒナー(va) / ベルリオーズ:Va独奏と管弦楽のための交響曲「イタリアのハロルド」

[ 1348-059 ] Berlioz, Berliner Philharmoniker, Igor Markevitch, Heinz Kirchner – Harold In Italien Op. 16


通常価格:¥ 4,950 税込

¥ 4,950 税込      

数量

商品コード: 1348-059

作品名:ベルリオーズ:ヴィオラ独奏と管弦楽のための交響曲「イタリアのハロルド」Op.16/第1楽章「山におけるハロルド、憂愁、幸福と歓喜の場面」--第2楽章「夕べの祈祷を歌う巡礼の行列」-- | --第3楽章「アブルッチの山人が、その愛人によせるセレナード」--第4楽章「山賊の饗宴、前後の追想」
演奏者:I.マルケヴィチ指揮ベルリンpo. H.キルヒナー(va)
プレス国:ドイツ, Germany
レーベル:DGG
レコード番号:18 299 LPM
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【ドイツでの第2版(フランス発売分)】---チューリップALLE内溝, ▽M33, フラット重量, 表記されたレコード番号:LPM 18 299 , Price Code:なし, Rights Society:DP, (P)なし, スタンパー/マトリクス:032833 GH/032834² GS (ラウンド中文字スタンパー・DGG旧タイプ), DGGモノラル製造を示す03***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, 補助マトリクス(Time Code):B6 F/B7 D, 再補助マトリクス:面割用のラウンドで幅広レコード番号マトリクス・18 299 A/18 299 B, 両面にMade in Germanyの刻印あり, カッティング担当:イニシャルGH/GSは不明, 1956年2月/1957年2月製造のスタンパーによる1957年頃製造分, >白LP33 1/3<レーベル存在せず, 山吹色□M33フラット盤存在する(1955年分), 旧番号存在せず, これより古いレーベル存在する, 最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである, DGG音源のDGG製作プレス, 工場:Hannover旧工場(Deutsche Grammophon Gesellschaft Pressing Plant Hannover・Werk I), ドイツでの第2版, 2nd issue
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---共通デザイン2色刷り両面ツヤ厚紙ボード, 表記されたジャケット番号:18 299 Artistique, Price Code:なし, 背文字:あり(茶色・白背景), ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(フランスでは当ジャッケットである・ドイツでは11/56), 製作:Deutsche Grammophon Fr., 印刷:記載なし・フランス製, 共通デザイン濃2色刷りジャケットのフランスでの最初期分, フランスでこれより古いジャケット存在せず, フランスでのオリジナル
トピックス:1955年12月ベルリンでのモノラル録音, 録音詳細不明, ドイツでは1956年頃Deutsche Grammophon Gesellschaft mbHによりコピーライト登録・同年DGG:18 299 LPM(チューリップALLE内溝・山吹色□M33レーベル・フラット盤・共通デザイン濃2色刷り見開糸縫中入ジャケット裏11/56)にて初リリースと思われる(独盤の入荷はない), フランスでは1956年頃1955年製造のスタンパーによる1955年頃製造のドイツ製オリジナル盤が1956年頃製造されたフランス製ジャケットに入る形で初リリース→1957年頃同一番号・チューリップALLE内溝・▽M33レーベル・フラット重量盤が同じジャケットに入る, これはフランスでの第2版となるが音質差は殆どないと思われる, マルケヴィチはこの曲の再録音はしなかったと思われる, ソロのハインツ・キルヒナーはシュトットガルト室内o.のメンバーでバルヒェットQt.のヴィオラ奏者, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+, これまで聴いた最高レベルの「イタリアのハロルド」・ソロが圧巻!

商品詳細:マルケヴィチはロシア生まれだが、若い頃パリで勉んだ為か、フランス的な感覚を身につけている。'50年代前半はCOLUMBIAに在籍する一方、1953~54年の2年間はDGGでいくつか録音しており、どれもドイツ系とは異なる良い録音。1950年代中期はマルケヴィチにとってDGGと仏COLUMBIA、つまりパリとベルリンを行ったり来たりしていた時期のようである。カラヤン支配前後にベルリンpo.を客演する指揮者は多かったがベルリンpo.はどんな指揮者をも受け入れて、ウィーンpo.のように一定水準のレベルを保てた優秀なオケであった。勿論指揮者の色に染めることもできる。マルケヴィチはまだフルトヴェングラーが生きていた時期のベルリンpo.を振ってこのフランス作品を録音している。カラヤンですら引き継いですぐには思うようにはコントロール出来なかったベルリンpo.にはこの演奏のような伝統のスタイルが確立されており、指揮者はそれをベースにいかに自身の個性を出すのかが課題であったと思われる。「イタリアのハロルド」はこれがDGGでの最初の録音となった。フルトヴェングラーが亡くなってから約1年後の録音である。マルケヴィチのお蔭でベルリンpo.はフランス作品に対しても抵抗感が無くなり自信がついたのではないだろうか?重厚感は申し分ないが決して重すぎず、フルトヴェングラーの癖が残る当時のベルリンpo.がしっかりマルケヴィチの意思に従っている。マルケヴィチの抑えが強く効いて、上手いバランスが取れている。フルトヴェングラーが亡くなる前後のベルリンpo.の音が聴ける貴重な録音ともいえる。フルトヴェングラーは1954年11月に亡くなった。尚カラヤンはこの曲を録音しなかった。マルケヴィチの録音を聴いてしまったことが原因ではないだろうか。1965年頃までベルリンpo.での生彩がない原因はフリッチャイの存在とばかり思っていたが、西側からクリュイタンス、ケンペン、マルケヴィチと多くの巨匠がベルリンpo.を客演していた事実を思い出す。オケの団員は音楽観の強さを持つ指揮者に惹かれるはずだが、マルケヴィチもその一人だったことは演奏を聴けば理解される。この録音ではヴィオラのハインツ・キルヒナーのデリケートで抑制されたソロがなんと優雅なことか、指揮者と曲への敬意が溢れ出た演奏はプリムローズでさえ、褒めるに違いない。ハインツ・キルヒナーはシュトットガルト室内o.のメンバーでバルヒェットQt.のヴィオラ奏者であった。VOXに多くの録音を残している。これは唯一のDGG録音ではないかと思われる。

マルケヴィチの在庫一覧へ






【特設ページへ移動】







SACD特設ページ





・公式ブログ(下の画像をクリック!)


・公式Facebook(下の画像をクリック!)